私のウォークコースに手稲～小樽市銭函間２０キロがある。このコースは国道の歩道を歩くことになるが、至って楽なコースでもある。このコースを歩いていて、何時も気になる山がある。
国道から見たところ、わりかしなだらかな山である。この山ならウォーキングの延長で登れそうである。毎回気を付けて歩いているのだが、登山口が見当たらない。山の名前が分からないので調べようもないのだ。今回銭函交番で聞いて登山決行する予定できたが、交番に誰もいない。隣の店から若い男の人が来たので聞いてみた。男の人は親切に教えてくれた。が、クマが出没することから気を付けるようにとアドバイス。
クマのことは忘れて登山口を探したが分からない。今度畑仕事をしていたお爺ちゃんに聞いたところ、畑に図面を書いて親切におしえてくれた。登山口は大分通り過ぎていた。
漸く登山口を見付けた
物騒な看板
兎も角登ることにした。クマが出てきそうですが、歩きやすい。
１０分くらい歩いたところで札幌山岳会の銭天山荘があった。覗いて見たところゴザを敷きの整理整頓された綺麗な部屋である。
道はにわかに信じがたい状況に。
さらに、急登になりロープが垂れ下がっている場所が数か所ある。
足には、自信あるが何せ、ウォーキングシューズゆえ滑るのだ！
白根アオイ
１時間３分で登頂、先客が１人いた。標高５３６ｍ、山の名前だが、手前の標識は天狗山で後方の標識は天狗岳、どっちが正解なのだ？
遠くに見える手稲山
下山は前方に林道が見える。登山道なら４０分、林道ならもっと時間がかかるが、楽でもあると、勝手に判断し林道を降りることにした。
ところが、この判断は大きな間違いであることに気が付いていなかった。鼻歌を歌いながら砂利道を降りて行ったが、何時間経っても銭函方面に出ない。道も最悪になってきた（崖崩れ）。
エゾエンゴサク
さらに道の真ん中を川が流れている。ちょっとヤバイと思いつつ、川下へ進んだ
とりかぶと（毒草）
銭函川、川の方が歩きやすい感じ
山桜が満開
にりんそう
獣が出そうな道になり次第に元気がなくなってきた
道路が良くなり、しだいに車の騒音が聞こえるようになってきた。
坂道を登ったところで、一気に視界が開けた。この道路の突き当りは日本海。青い海が見える。
この町は銭函の隣町桂岡。これからまだウォークは続く、途中、コンビニ弁当を食べ、我が家にたどり着いた時は午後３時３０分。所要時間は８時間３０分、靴や衣類は泥んこ、天狗岳４０キロのウォークでした。