『主なる神の言葉』

1主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった。

8海は二つの扉を押し開いてほとばしり

母の胎から溢れ出た。

9わたしは密雲をその着物とし

濃霧をその産着としてまとわせた。

10しかし、わたしはそれに限界を定め

二つの扉にかんぬきを付け

11「ここまでは来てもよいが越えてはならない。

高ぶる波をここでとどめよ」と命じた。

 

 

 

主イエズスは「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた!

 

その、

向こう岸には…???

 

 

 

 

 

 

【突風を静める】

35その日の夕方になって、イエスは、「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。 36そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。 37激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。 38しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と言った。 39イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。 40イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」 41弟子たちは非常に恐れて、「いったい、この方はどなたなのだろう。風や湖さえも従うではないか」と互いに言った。

 

 

 

 

 

 

主イエズス・キリストは、向こう岸に渡ろう!

 

と。

 

その向こう岸は、希望の地では、なかった!!!

そこには、哀れな【精神障害者・悪魔憑き】が、

癒しと、愛を求めて、待っていた!!!

 

出迎えた「レギオンを宿した哀れな男」は、

主イエズス・キリストに、盾つきました!!!

 

ですが…。

 

彼の心の奥底の想いを、痛いほど理解しておられた、

主イエズス・キリストは…

 

 

 

「悪霊に取りつかれたゲラサの人をいやす」

1一行は、湖の向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。 2イエスが舟から上がられるとすぐに、汚れた霊に取りつかれた人が墓場からやって来た。 3この人は墓場を住まいとしており、もはやだれも、鎖を用いてさえつなぎとめておくことはできなかった。 4これまでにも度々足枷や鎖で縛られたが、鎖は引きちぎり足枷は砕いてしまい、だれも彼を縛っておくことはできなかったのである。 5彼は昼も夜も墓場や山で叫んだり、石で自分を打ちたたいたりしていた。 6イエスを遠くから見ると、走り寄ってひれ伏し、 7大声で叫んだ。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。後生だから、苦しめないでほしい。」 8イエスが、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われたからである。 9そこで、イエスが、「名は何というのか」とお尋ねになると、「名はレギオン。大勢だから」と言った。 10そして、自分たちをこの地方から追い出さないようにと、イエスにしきりに願った。 11ところで、その辺りの山で豚の大群がえさをあさっていた。 12汚れた霊どもはイエスに、「豚の中に送り込み、乗り移らせてくれ」と願った。 13イエスがお許しになったので、汚れた霊どもは出て、豚の中に入った。すると、二千匹ほどの豚の群れが崖を下って湖になだれ込み、湖の中で次々とおぼれ死んだ。 14豚飼いたちは逃げ出し、町や村にこのことを知らせた。人々は何が起こったのかと見に来た。 15彼らはイエスのところに来ると、レギオンに取りつかれていた人が服を着、正気になって座っているのを見て、恐ろしくなった。 16成り行きを見ていた人たちは、悪霊に取りつかれた人の身に起こったことと豚のことを人々に語った。 17そこで、人々はイエスにその地方から出て行ってもらいたいと言いだした。 18イエスが舟に乗られると、悪霊に取りつかれていた人が、一緒に行きたいと願った。 19イエスはそれを許さないで、こう言われた。「自分の家に帰りなさい。そして身内の人に、主があなたを憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい。」 20その人は立ち去り、イエスが自分にしてくださったことをことごとくデカポリス地方に言い広め始めた。人々は皆驚いた。

『マルコ5章1節~20節』

 

 

 

 

 

 

ある時、

巡礼の旅の途中で、ある憐れな男の話を、お弟子さんから、お聴きになられた。

 

レギオンの男の話を、お聴きになった、主イエズス・キリストが、酷く心を痛め、憐れに想い、彼を救い出されるためだけに、彼に会いに行くのでした。

 

そして、

彼と会い、主イエズス・キリストと、お弟子さんの勢力が、彼を憐れに想われ、どうにかして、彼、レギオンの男を、救いたいと決意し、想われました。

 

彼、レギオンの男は、自分自身を、レギオンと、まで、話すまでに、落ちぶれていた彼でした。

 

レギオンの男は、自分自身を、傷つけ、他者を傷つけていました。

 

レギオンの男は、周辺住民から、酷くいじめられ、おぞましい周りの人々の仕打ちと、迫害と、偏見、差別の中を、孤独と孤立無援の中、悲惨な、ぼろ屋で生きていました。

 

レギオンの男に、周りの人々は、生きる場所を与えず、レギオンの男を、周辺住民、地域の人々が、悪魔の様な、やり口で、何年も、何年も、何十年も、袋叩きにして楽しんでいました!

 

そこに、

主イエズス・キリストと、そのお弟子さんの勢力が、そんな憐れな、レギオンの男を、救うのでした。

 

そのレギオンの男を、いつも、いつも、袋叩きにして楽しんでいた、悪霊と悪魔のような人々を、主イエズス・キリストの軍勢の、お力によって、悪霊、悪魔の様な人々と、その集団を、追い出しました。

 

行く所が、無くなった、悪霊、悪魔の様な人々は、一斉に、底知れぬ、暗い谷底へ、堕ちて行きました。

 

主イエズス・キリストの軍勢が、どれ程、レギオンの男を、憐れに想い、心を痛め、いつくしんで下さったかを、彼、レギオンの男は、知るのでした!

 

彼は、再び故郷に戻り、主イエズス・キリストが、どれだけ彼、レギオンの男を、愛し、憐れみ、いつくしんで下さったかを、レギオンの男の故郷で、伝え始めるのでした。

 

そして、

主イエズス・キリストを、

延べ伝える、宣教師となりました!

 

 

 

主イエズス・キリスト。

我らを、憐れみ給え!

我らを、憐れみ給え!

我らを、憐れみ給え!

我らを、救い給えへや!