むぎちゃんのおはなし。 | 青い鳥動物愛護会

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NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

こんにちは、青い鳥動物愛護会です。

本日は会長自身の手記です。



●むぎちゃんのおはなし。


2月18日に連絡がありました。

短い鎖につなぎっぱなしで散歩もせず、餌ももらえていない
可哀想な犬がいる、とのこと。

さっそくそのお家に行きました。
ガリガリに痩せたその子がいました。



飼い主のおじいさんに話をきくと、

本当は犬を飼いたくなかったけれども
妹さんが 犬が飼えなくなって 仕方なく 飼っているとのことです 。

おじいさんは散歩に連れて行くこともなく 餌をあげることもほとんどなかったようで 近所の人がよく餌を与えて、あまりにかわいそうだということで 私のところに電話がきたのでした。

近所の人の話では おじいさんはお腹がすいて泣く むぎちゃんを、よく 叱ってたたいていたと
のことです。

おじいさんは「病気で餌をやることがなかなかできなかった、 昔は 孫たち 高校生の男の子が2人来て 、よく犬を お散歩に連れてってくれたり世話をしてくれた」 と 言っていました 。


そして「この犬はたぶん 6才くらいだと思う。名前はあったのだけれども 知らない」とのことでした。

名前さえないワンちゃん。

そこで、うちで「むぎちゃん」と名付けました。

この写真は保護して3日目の写真です。

(これでも、少し肉づきはよくなっています。)


  



初めておじいさんのところに行った時には、 むぎちゃんは歯を剥き出して 私たちにほえていて、保護できるかどうかとても不安でした 。しかし餌でつることにより なんとか車に乗せることができ 、家に連れて帰ることができました 。


この頃のムギちゃんは、、異常な食欲で 柔らかめのおかゆなどから始めたのですが 、食べては吐くの繰り返しでした。

(絶食で胃が小さくなった場合、白湯やうすいおかゆを制限しながら少しずつ与えなければならないことはわかっていましたが、それでもあまりにも、むぎちゃんが食べたがったので与えました。)

吐いている間でもひからびた身体はすこしうるおってきていました。
徐々に吐かなくなり、食欲も少し落ち着いて 肉づきも良くなりましたが、でも少し柔らかい便が続いています。虫の検査をしても 虫はいないのですが。


これは 家に来て10日間ほど経過した時の写真で、
かなり肉づきも良くなってきました。

      


虐待されていた むぎちゃん

今 うちで 毎日やさしく笑っているように見えます 。


最初は とても凶暴な犬かと思い、 これから先 どうなることだろうと思っていましたが、 むぎちゃんは日に日に優しくなりました。

無駄吠えも一切なく 問題行動ありません 。おすわりといったら ちゃんとして 、私たちがくると尻尾を振って喜んでくれます 。そしてお客さんが来ても フレンドリー です。

またむぎちゃんは小屋の中をよごすこともなく 、いつも清潔なのには驚かされます 。そして小屋の柱を噛んだり するような 事も一切ありません。

  


もう麦ちゃんは 何年、散歩に連れて行ってもらっていなかったのでしょうか 。

あの短い鎖につながれて どれだけ同じ場所にいたのでしょうか 。

むぎちゃんはとても散歩に行きたがります。

だから 私は今 1日2回 朝と夜 ムギちゃんの散歩に行っています。


これから先も、ずっと むぎちゃんを飼い続けてあげたいのですが 、私の家には既に 6匹 犬がいて、猫が2匹、さらに 保護した子犬達が次々にくるため 、この家の裏のスペースも 本来を保護した子犬たちを 遊ばせる ところで、 そこにむぎちゃんがいてしまうと 、もう次に保護することができません 。

もし他にむぎちゃんを本当に可愛がってくれる方で、飼ってくれる人がいらっしゃったら 、
是非とも ムギちゃんの貰っていただきたいと願っています。




(もし、むぎちゃんを引き受けて下さる方がいらっしゃれば、
 コメント欄を非公開にしますので、ご一報ください。)



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