クローバー加藤登紀子さんが歌って、広く知られた名曲です。美しいメロディに、「鳥になって空を飛びたい」という人間の願望を表した詩。聴いているうち、なぜか涙が出ます。それは、鳥になりたくても、なれない切なさ、というか不条理を実感するからでしょうか。
クローバーみゆきさんは30年来のファンです。社内で信じきっていた部下たちから過酷ないじめに遭っていたときにみゆきさんの歌に出逢い、何度勇気づけられたかわかりません。思い出多々ありますが、今夜はもう時間がありませんので、これくらいで。ただ一言言えば、みゆきさんの視線は常に社会的弱者に注がれているということです。弱い老人や差別に遭っている人、疎外されている人、陽が当たらない場所にいる人々、報われない人、失恋で悲しんでいる人々…への共感、労わりです。それは、有名になった今日においても変わっていないと思います。



中島みゆき「この空を飛べたら」





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