先日紹介した知られざるシンガーソングライター、伊藤美奈子さんをプロデュースした村下孝蔵さんの名曲「ゆうこ」をご紹介します。村下さんは、1953年（昭和28）2月に熊本県水俣市に生まれ、高校卒業後、日本デザイナー学院広島校に入学、音楽活動を始めました。プロデビューは80年（昭和55）、CBSソニーから。82年に「ゆうこ」、83年に「初恋」、続いて「踊り子」をリリース。「初恋」が大ヒットし、ファンを獲得しました。ギターの腕前はプロ並みだったそうです。しかし、99年（平成11）6月、スタジオでリハーサル中、脳内出血で入院、そのまま帰らぬ人となりました。享年46。あまりに早過ぎる死でした。以下、ファンの方の声をご紹介します。ぼくの下手な感想より、はるかに胸を打ちます。
「ゆうこは内職のミシンを踏みながら聴いていました。あの頃を思い出して、なつかしい、というかわびしいです」「もう亡くなって今年で12年です。あの澄んだ歌声は動画でしか聴けないのが残念であり悔やまれます。今年私も46です。村下孝蔵が亡くなった年齢になります」「村下さんの楽曲は切ないメロディーが多いですからね。私も人生良い思い出ばかりではありませんが、何とかやってます」「私は50歳です。村下さんと同じ熊本です。この曲は本当の初恋の人を想っての曲だそうです。そのことを知ったその初恋の方はとても感動したとのことを30年ほど前に友達から聞いたことを思い出します」村下孝蔵「ゆうこ」