2番目に会ったのは、10歳年下の企業研究職の人。
プロフィールの写真は少しピントがぼやけていたけど某俳優似の爽やかイケメンだった。
モテそうなのになぜアラフィフの私なんかに?と気になったので聞いてみる。
「年上女性とお話してみたくて」と言うので、
(今流行りの熟女好き?)と思いつつもやり取り開始。
毎日ほぼ決まった時間にメッセージをくれて、出張先からもメッセージをくれたマメな人だった。
言葉使いも丁寧で、質問したことにもキチンと答えてくれて、お仕事のイメージも重なり真面目な理系男子という印象。
3ヶ月くらいやり取りをしてランチに誘われた。
ご対面当日、待ち合わせ場所には私が先に着いて「着きました」とメッセージを入れた。
「今向かってます」というメッセージがきたけど、約束の時間になってもそれらしい人は現れない。
(あれ、もしかしてドタキャンされた・・・?)
またしても、悪夢のご対面の記憶が蘇る・・・
15分くらい遅れて若い男性が慌てた様子で駆け寄ってきた。
初めてくる場所だったので迷ってしまったらしい。
某俳優似ではなかったけれどイケメンだった。
ただ写真より少しふっくらして老けて見えた。
というよりも、写真が若く見えすぎていたことに気づく。
(今の方が年相応に見えるから、だいぶ昔の写真だったのかも・・・?)
初めましての挨拶をして、事前に調べておきましたと言うレストランに向かう。
途中エレベーター待ちで近く立った時にふと違和感を感じた。
(あれ、意外とお顔が近い・・・?)
プロフィールには175センチと書いてあったと思ったが、多分ギリギリ170センチ。
170センチでも問題はないけど、やはり5センチもサバを読まれると・・・
初対面でいきなり遅刻され、写真詐欺疑惑に身長詐欺疑惑・・・
なんだかモヤモヤしたものを抱えたまま一緒にエレベーターに乗り込んだ。
(つづく)