もし間違っている事があるとしたら

それは  私こそが真理である  と語る人だ

私(神)が 何故 この世界を創ったと思うか

私が誰かと問う時  もう一人の私  すなわち あなたが必要なのだ

私が私である事を経験するには  あなたが必要なのだ

白を認識するのに黒が必要なように

私しかいなければ 私が誰か と問う必要はない

これが愛なのか と問う必要はない

これが 相対の世界の意味だ

この世界は相対として存在する

では相対とは何か

常にある事柄は 対局を含んでいる

そうでなければ認識出来ない

アーこれが愛だ と認識するのに その対極の感情を経験することになる

対局を嫌ってはならない

それは 愛の形を変えた一つの有り様だ

神さえ相対として現れる

この事をあなた方は 理解できない

もしこの原則を私が破ったなら  もはやこの世界は相対ではなくなる

あらゆる考え あらゆる出来事 あらゆる感情さえも  絶対である私の下に支配されることになる

私は あなた方を支配する必要はない

何故なら あなた方は私だからだ

私が 私を支配する必要はないし  

もしそうであるなら 私は相当な悪という事になりはしないか

私もまた 絶対者としてではなく ある矛盾を抱えた一人として現れる

目の前の草や木や風や水として現れる

だから あなたは あなたである道を歩めるのだ

私は ずっと待っている あなたがあなたの処に 私の処に帰ってくるのを