中国の不思議な役人 | 白い雲のブログ

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青空に浮かぶ白い雲のようにふわふわと流されていく
どこに行くのか誰にも知られずに
いつの日にか儚く消えてゆく運命
今は、風の吹くまま気の向くままに生きてゆこう

 
昨日の事です
 
時刻
 
東京芸術劇場に到着
 
B1シアターウエストへ
 
 
お祝いのお花
 
 
 
 
 
 
上演時間
 
東京芸術劇場シアターウエスト にて観劇  目

原作:寺山修司

構成・演出:松村武
青蛾館  中国の不思議な役人
 
出演
若松武史 石井愃一 池田有希子 明星真由美
丸山厚人 藤田記子 長谷川洋子
宮下今日子 のぐち和美  他
 
ゲストダンサー:安藤洋子 島地保武
二胡演奏:土屋玲子
 
あらすじ

中国の不思議な役人(若松武史)は、不死の体を持っている
しかし中国の不思議な役人は本当に愛されると死んでしまうらしい
少女花姚(かちょう)(
橘花梨)は兄・麦(安川純平)とはぐれたところを

人攫いにさらわれて、娼婦館に売られる
男を知らない花姚は西瓜男(
石井愃一)に娼婦訓を叩き込まれている
そこで出会った中国の不思議な役人(
若松武史)と花姚 

役人は花姚を指名し、少女の愛をためすために花姚を人形のように弄ぶ 

だから花姚を救いに来た兄の麦が首を刎ねても死なない 

だんだんと、花姚が中国の不思議な役人を純粋に愛しはじめる
すると、死ぬために愛を求め続けた中国の不思議な役人は愛を

知った瞬間に生きることに目覚めるのだが、

それが自分の死の瞬間なのであった・・・

本当に中国の不思議な役人は死んだのか

これは現実か 絵空事なのか?

 

 

会場に入場すると 演出家の松村武さんが居ました

にこやかな表情でした 今日は初日です

舞台中央で人間大の人形が椅子に座っています

舞台をコの字型に客席が囲っていました  全席指定席

わたしの席は正面席の2列目の左側から2番目でした

(F列4番の席)  私の前の席はなぜか空席でした

会場は薄暗い照明です  人形にスポットライトが当てられていた

人形の横の客席をみると、異常に頭の長い女性がいました

よく見ると後の人の頭が重なっていたよ  (笑)

頭の長い妖怪がいるかと思った (居るわけ無いけどそんな雰囲気)

 

会場に妖しい音楽が流れている

音譜 バレエ音楽 中国の不思議な役人 音譜 

 

 
 
ドンドンと太鼓の音  暗転
薄暗闇の中 舞台から人形が消えていた
しばらくの静寂が訪れる  息の詰まりそうな時間が過ぎる
観客のみんな 息を殺しているようだ
お面をつけた人が登場 次々と登場してくる
マッチが点けられる あちこちでマッチが・・・
居なくなったと思った人形は左隅後に移動していた
 
シャボン玉を吹きながら女が登場 ニワトリの声
どこかのお屋敷  お面売りがやってくる
舞台の左後ろから二胡の音が響いてくる 中国の雰囲気

 

二胡演奏 音譜音譜

 
 
妖しい踊りが始まる
 
青年将校:丸山厚人さん 二枚目
凛々しい将校さんだが、軍服でふんどし姿にも・・・
舞台を下りて客席前で台詞をしゃべる
すぐ目の前で長台詞を流暢にしゃべる 流石トチラないよ
 
妹・花姚がさらわれた 
音譜ここはどこの細道じゃ

 

 

暗闇にこだまする笑い声

自分だけが写らない鏡

 

中国の不思議な役人:若松武史さん
あの独特な声 声を聞いただけで若松さんとわかるよ 
首が胸まで下がる演技 不死の男だ
首を切られて血しぶきが舞い上がる 赤い血しぶき
 
娼婦館の毒薊:藤田記子さん  色っぽい仕草 いいねえ
男に媚びる可愛らしい表情  新人娼婦への憎々しい表情 
ベテラン娼婦の喜怒哀楽が出てプリタワールド全開
「また 良くないことが起こるんだ! ぺっ!」
 
池田有希子さん 宮下今日子さん  おしりプリプリで
妖しげで色っぽい女性 エロさ満載の娼婦館
 
 

ご参考(PARCOで上演した舞台版)   俺は罠にかかったんだ!

 
 
私の座った席の左側のドアから役者さんが入退場する
入退場する役者さんの表情が観られました
ダンス満載 舞踏の世界 妖しい中国の雰囲気ムンムン
唐ワールドだ 摩訶不思議な世界 お面が表情を隠す
何とも言えない世界を垣間見ました
ありがとうございました
3月22日(水)まで上演中です  青蛾館