予想外。




いや、
いるかもと予想する→そういう人じゃないだろうと打ち消す→いないという結論にたどり着いて落ち着く→やっぱりいた!

動揺した。
まだ逢いたくない人だったから。
逢ったら、きっとまた引きずり込まれちゃう。
3ヶ月打ち消し続けたのに、きっとまだ好きな事に気づいてしまう。
そう思ってた。


「お幸せに」って言われて、あぁ、彼の中で完全に過去になったな。と感じた。…ずっと前から大人な彼は整理出来ていたのだろうけど。


ずっとうまくいかない理由をどこか彼に押し付けて逃げていたけど、もう過去にすがる道なんて残ってないんだよ、と言われた気持ちがした。

涙は出ない。
彼を想って流す涙はもう涸れた。


もっと感情に敏感だったはずなのに。
もう自分の感情も、人の感情もあまり感じられない。

それを全力で感じて表現している人に憧れると同時に、すごく遠い気がしてしまう自分がいて怖い。


困ったなぁ。



どうやったらもっと生きていくのが楽しみになるのかなぁ。
思い出にしてしまいたいのに
思い出になってくれない記憶に
人はどうやって
折り合いをつけて生きているのだろう
なんで消しちゃったんですか。


せめて残して下さってさえいたら良かったのに。

いつでも連絡出来るって、思えるだけで良かったのに。






もう誕生日おめでとうも言えなくなっちゃった。


ほんとに彼にとって、もう過去なんだなぁ。

いい加減、振り返るなってことなのかな。