十二月大歌舞伎

今月は、第二部を見ました。歌舞伎座鑑賞では初めての花道横の席は、役者の息づかいも聞こえ、臨場感を味わって来ました。楽しかった🎵


「爪王」

動物文学の巨匠、戸川幸夫の脚本で、平岩弓枝の脚色。

中村屋所縁の演目のこの舞踊劇は、吹雪という名前の鷹(七之助)と狐(勘九郎)の闘いを描いた作品。実在の鷹匠をモデルにしたこの作品は、気高く美しい鷹を演じた七之助さんが本当に素晴らしく狐役の勘九郎さんとの激しい闘いに気迫が感じられダイナミックで美しい舞踊劇。


「俵星玄蕃」

これは十二月お約束の赤穂義士外伝のお話。

松緑さん演じる玄蕃は槍の名手ながら呑兵衛。秘密裏に吉良邸に討ち入る準備をする赤穂義士と腹の探りあいをしながらも共感する役柄。豪快な立ち回りや見得を切る場面は見せ場満載。





今回は、三部の中の第二部だったので鑑賞時間も短くお弁当休憩なし。いつもは、お弁当持参だけど初歌舞伎の友人と一緒だったので、歌舞伎座三階の花籠で早めの夕飯。外に出るとすっかりイルミネーションがクリスマスモードの銀座の街だった。