ワドー 除雪機 SW4412A-S オイル交換からの... | 農業と機械の農機ナビ ~若き農業経営者への基礎知識~

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資格取得週間のアオイサービスです。
が、合間を縫っての除雪機オイル交換が入りました。時間数は300時間。
サラッと終わらせて... の予定が、まあいつもの事ですが、
ソコソコ重症です。


オイル関係の消耗品、足回り、ほか、大きな問題はありませんが
オーガ部分は重症でした。


どうしても無理がかかる部分ですから、
スペル溝、スペルキー本体が段付き摩耗の為交換です。
そして、軸の回転部根元に異物が巻き込み → オイルシール損傷
→ オイル漏れ → ベアリング損傷 → まわりの部品も損傷...
という具合に大事に至ります。


せっかっくなので内部のブロワ曲り、クラックも直しておきます。
スクレーパーも一番下まで下げました。
油圧シリンダーの微妙なオイル漏れは、たぶん今回は見送りです。


オーガ部中央のチェンケースも溶接はがれ、からのオイル漏れ
という流れで、ドレンを開けると殆どオイルが出ない... という場合もあります。
今回はボルトの緩み程度でチェンケースの大きな損傷は有りませんが、
オイルはほぼ出ませんでした。
気が付くところは交換しますが、ちょっと今後の耐久性が気がかりです。


という事で、一見なんともない機械でもダメージが大きかったりします。
今回修理に入れなければ、今年の春は完全にアウトでした。


時間のある時のプチ点検だけでも、繁忙期の作業を大きく左右します。
面倒臭いですが、重たい腰を1日だけ上げてみましょう!