【しきたり】昔の年越しの仕方(年神様の迎え方)
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葵桜®きもの着付け教室 代表 松嵜まゆみです
着付け講師10年目、開業当初からリピート率95%の選ばれて愛され続ける着付け教室を主宰
着物を通して笑顔や自信溢れる女性を全世界に増やすため
京都から世界へ
オンライン着付けレッスンはもちろんのこと全世界の着付け講師養成もしています
こちらでは、<加速度的に夢を叶える秘訣>を発信していきます。
今日は、正月事始め。
ということで、毎年、師走に投稿している記事の再掲載です。
私が20代の頃に着付け教室で教わった話です。
昔のお正月の過ごし方
クリスマスが終わるとあっという間に年末感。
大慌てで、サンタさんにお帰りいただいて、
お正月準備に切り替えます。
我が家は例年、大掃除は子どもたちが率先してしてくれます。
これは、小さいときに、
「なんで大掃除をするのか?=年神様を気持ちよくお迎えするために」を伝えながら、
大掃除を家族行事に定着させたからかな?と思ってます。
(大きくなってからだと「年神様」と言っても通用しないかもしれませんが)
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お正月の過ごし方(年神様の迎え方)
昔の人の年越し行事は年神様を迎えるための行事という考え方があります。
.年神様をお迎えするってどういうこと??
.昔は、寝ずの講(寝ずに講じる)と言って、一晩中お迎えし、年神様と一緒に新年をお祝いしました。
※(お迎えしている神様に失礼なので)寝てしまったら、白髪になるやしわくちゃになるなどの言い伝えがあった。
太陰暦の時代は、日が暮れたら翌日という考えだったので、
31日の日暮れからは新年という考えでした。
31日の2時ごろに大掃除やおせちの準備を終え、
身を清め、新しい正月用の晴れ着(=礼装)を着用し、神様をお迎えする準備をしていました。
上座に金屏風と紫の座布団を用意し裏庭に繋がる障子や、
大広間のふすまに隙間をあけて、神様が入れる道を作っておき、
年越膳(年取膳)を囲み、夕方(日暮れごろ)から、宴会をします。
お正月の過ごし方(新年の迎え方)
.新年の迎え方は?
.日が明けて一番鳥が鳴いたら、礼装のまま神様にお詣りをします(初詣)
初詣から帰ってきたら、朝食にお雑煮をいただきます。
この時、若水(初水)=年の初めの水で、おけら参りでもらってきた火を使って、
お供えしたお餅でお雑煮を作ります。
必ず男性が作るのが慣わしです。
※女性は不浄があると言われ(妊娠や月経で出血があるから)、正月には女性は台所に入らない。
男性のことは、年男といい、神様の用意をする男という意味で使ってました。
※昔は干支の当たり年という意味ではなかった。当然年女という言い方もしなかった。
まとめ
元来、お正月は、新しい年をもたらす「年神様」を迎える行事とされていたわけです。
現在では、年中行事を行う家庭が少なくなってきているとはいえ、
元旦に「あけましておめでとうございます」とあいさつし、
お雑煮やおせち料理で新年を祝う光景は、日本中でも多くみられます。
昔は、新しい年の神様(年神様)を迎えるための行事として、
各家庭ではそれぞれの祝い方があったそうです。
個人的にはこの、「各家庭ではそれぞれの祝い方があった」という一文は意外でした。
昔から、型にはまった祝い方ではなくてそれぞれの祝い方だったのですね。
それを聞くと、少し気が楽になる気がします。
だって、結婚したら「実家はこうだったけど婚家はこうなのね」みたいなのないですか??
それぞれの祝い方があってもいいみたいですよ。
時代の流れとともにさまざまな儀式が簡略化され、正月の祝い方も変わってきていますが、
正月は年の始まりとして、今でも特別な意味を持っていて、
新年を迎え、新しい年の幸せと健康を祈る心は、今も昔も変わらず続いている。
堅苦しく考えず、取り入れられることを取り入れて、
年神様をお迎え(=新しい年をお祝い)したいですね。
※2012年の正月(着付け講師になる前)の写真です。
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