着物を着ない理由に
「汚した時にどうしたらいいかわからないから」という声があります。
だけど、「汚すのがもったいないから・・・」とタンスに眠らせていると、
着る前にカビが生えていることもあります。
私の着物がそうでした。。。
母が、私が10代に着付けを習い始め、
20代中頃に、嫁入り道具にと、訪問着を3枚誂えてくれていたのですが、
私が結婚したのは30歳(待たせてごめん・笑)。
その時に持たせてくれた3枚中2枚が胴裏に点ジミができてました・・・。
数か所点々となっていただけですが、
着物屋さんに見せたら、
「これはカビの一種だから広がっていくし、他の着物にも移ってしまうから」
と、胴裏を交換しました。
「新品なのに、そんなことある??」と思いましたが、
絹は生きているからそんなことあるそうです。
当たり前ですが、胴裏を交換するということは、
普通に仕立てるよりもお金がかかるので、着る前から、痛い出費でした(^^;
だから、着ないで大切にしまっておくのはとてももったいないので、
着物を着る機会を作りましょう!!
教室では、着用後の着物を丸洗いに出したい方の着物を
まとめてお預かりして業者さんにお願いしているので、
お手入れもお任せください。
先日も、単衣と絽の着物を10枚まとめてお手入れに出しました。
それでも、着ないままカビが生えて、胴裏の交換した時のお直し代に比べたらお安いです。
(お安くしていただいているというのはあると思うけど)
着用して食べ汚したりしても、確実にシミを落としてくださる職人さんをご紹介できます!
私も先週末、指に軽い切り傷があったことに気づかず、着物に血がついてしまいまして、
昔の私なら
「ガーーーーん」ってなってましたが、
汚れたら落としてくださる、凄腕の職人さんを知っているから、
安心して着ることができます。
(いや、ちょっとは気にしてるけど・笑)
むしろ、正絹は落とせる汚れでも、
化学繊維の方が難しかったりするそうですよ←溶けるから
きものは汚したらあかんというのは思い込みやね。
ぜひ、眠っている着物に袖を通すことで風を通してあげてくださいね。
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着付けも人生も思いのままに
きものライフスタイルコーチ 松嵜まゆみ
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