少し前のことになりますが、
着付けレッスンを受けてくれた生徒さんが、私のことを書いてくれました。
「レッスン終了してからも温かく、ときには厳しく接してくださるとても素敵なお人柄」
(記事の詳細はこちらから・・・http://ameblo.jp/mariecafe/entry-11948141232.html )
記事内に「ミス」と書かれてますが、そんな大したことではないのです。
ただ、やり取りの中でちょっと気になったことがあったので、
(言おうかどうしようか迷いましたが)
「こういう時はこうしたほうが相手にとって気持ちが良いと思うよ」とお伝えしました。
ほんの些細なことだし、 「口うるさいおばさん」って思われてもおかしくないのに
それを「それは愛のある、相手を思いやるからこそのお言葉だった」と言える心を持っていることが素晴らしい事だと思います。
で、ふと振り返ってみて、長い付き合いが続いている後輩さんは、結構厳しいことを言うた人が多いです。
逆にいうと、指摘してそれで相手が離れていったとしたら、それまでのことですしね。
人に指摘をするのは勇気がいることだし、そのことによって絶縁になることもあると思います。
今回も、どうしようか迷いましたが、
相手は親元を離れて京都で一人暮らしをしている20代の女性だったので、
「そのことを教えて差し上げるのも私の役目ではないのかな?」と思いました。
そしたらそれを真摯に受け止めてくれました。
着付け講師をするようになり、以前に増して私の周りには私より若い方が「師」として慕ってくださっている。
だけれども、
着付け講師は師匠ではない。ただの教習所の教官だと思いなさい。
と私の師匠教官から教わりました。
運転免許センターの先生は運転ができるように教える人。
着付け講師の先生は着付けができるように教える人。
なるほど確かに運転免許センターの先生を「師匠」と思ったことはないですよね。
ただそれだけのことなので、師弟関係は存在しない。
それは茶道の先生とは大きな違いだと教わりました。
その通りだと思います。
だけど、「ただの着付を教える人」だけではつらなんあーと最近どこかで思っています。
そして、着付の先生にそれを求めている人も少なくないみたい。
だから、着付も教えるけれど、それ以上のことを必要としている人には教えて差し上げたいなと思ってます。
そんなこともあって、生徒さんからのリクエストにお応えして、マナー講師の資格を取ろうと思いました。
もちろん、そんなこと望んでない人には言いませんけどね。
だって、人に指摘するのって結構パワーいりますし。
だから、誰にでも言うわけではありません。
「きっとこの人には理解できるであろう…」と思う人に言ってます。
周りには(着付の生徒さんに限らず)私より若い一人暮らしをされている女子が沢山おられるので、
その方の京都の母になれるように、もっともっと大人になりたいと思ってます。
私が親から離れて暮らしていた時に、
上司の奥さんや親友のお母さんに「母親代わりに慕ってね」といっていただいたことが本当に嬉しかったし心強かったので、私もそういう存在でありたいと思ってます。
とはいえ、私自身まだまだ未熟者ですので、生徒さんから教わることも沢山あります。
だからこそ、その教わったことをまた別の方に受け継ぎ、一緒に成長していきたいです。
今回生徒さんからいただいた、
「レッスン終了してからも温かく、ときには厳しく接してくださるとても素敵なお人柄」
この言葉に恥じない大人になります。
ちょっと口うるさいですが、愛情たっぷり届けます。着付け教室の生徒さん募集中です。
http://ameblo.jp/aoisakura-blog/entry-11633061095.html
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