午前中の友禅体験の後は、
(過去記事 http://ameblo.jp/aoisakura-blog/entry-11902260619.html
)
志村ふくみ先生の染色学校「アルスシムラ」にて、親子の染色ワークショップを受講してきました。
人間国宝でもある志村ふくみさん。
子どもの同級生や生徒さんに近しい方があるので、勝手に親近感を持ってます。
(怒られるわ・笑)
とても印象的な言葉としては、
色を染めることは、地球を形作る三つの要素、 動物、植物、鉱物の力で成り立っている。
という言葉。
糸は蚕の繭(動物)、色は草木(植物)、その両者をつないで定着させる媒染剤には金属(鉱物)を使う。
それを人間が「いのちをいただいて色」にするという思いで、染色をされているそうです。
ちなみに作業中の写真撮影はNGです。
そのわけは、目や鼻で色を感じてほしいからだそうです。なるほど。
私たちもそんな思いを胸に、実践に入ります。
さてと、まずは色見本を作成。
(左から)
緑色の染料は「葛」
緑は色がつきにくい色、灰汁か炭酸カリウムを入れてアルカリ性にして炊くと緑色になる。
濃い(渋い)方は媒染剤に鉄を加え、薄い(鮮やかな)方は胴を加える。
黄色の染料は「クチナシ」
媒染剤で色止めしなくても色落ちしない植物。
濃い方は原液。薄い方は6倍に薄めたもの。
赤褐色の染料は「茜」
西洋茜、日本茜などあるが、今回はブータン茜の根っこを使用。
媒染剤はミョウバンを使用。
濃い方は原液。薄い方は10倍に薄めたもの。
この中から好きな色を選んで、
子どもは木綿ハンカチ、大人は絹(楊柳)のストールを作ります。
木綿は染まりにくいので予め助剤(KLC-N)で下処理をしてから染める。
絹もゴミなどを洗い流すため、水洗いしてから染める。
木綿のハンカチには輪ゴムを使って絞りの模様をつけるように勧めてくださったのですが、
私も絞りの模様を作りたくて、輪ゴムで絞りました。
そして、いざ染色!!
軍手の上からゴム手袋をはめて、熱いお湯の中でひらヒラヒラさせながら染める。
その後、空気媒染(空気に触れさせて染を定着させる)を2~3回繰り返し、好みの色に染め上げました。
当然のことながら汗も噴き出る。
なるほど、染色家は絶対美肌やと思うわ。
その後、媒染剤をつける必要のある植物で染めたものは、それぞれその液の中にヒラヒラさせながえら色を定着させる。
みなさん思い思いの色に染まりました。
左から、
葛+鉄、葛+胴、葛+胴、葛+胴、クチナシ(薄)、クチナシ(薄)、クチナシ(濃)、茜(濃)
ちなみに私はクチナシ。
帯揚げにするつもりで。
ストールを絞りにした人は初らしいですが(みんなも真似してたよ)、なかなかいい感じに染まりました。
こちらのワークショップは小4~対象のため、次女は付添い。
(朝の体験学習も次女は付添い)
なので、家で次女と一緒に洋服を染めることを約束しました。
実は私、母になってからは無難路線走ってますが、
昔は黒なんて着たことなくて、結構派手な服着てたな・・・と昨日服を捨てながら思いました。
それなりにこだわっていたので、ないものは自分で作る主義で、
家で洋服に色染めたりしてたので、いまだに染色セットが家にあります。
染以上にはまっていたのは洋裁ですが。
パターンから起こせます。むしろそれが一番好きな時間。
洋裁を始めた理由は、体に合った服を着た方がスタイルがよく見えるから。
着物も、その人の体型に合わせてきれいに着つけた方がスタイルがよく見えるのと同じですね。
基本、パーティドレスやスーツやコートは自作でした。
スカートは自分で作ったものしか持ってなかったくらい。
結婚ラッシュだったので結婚式のたびにご祝儀とパーティドレスのダブル出費が大変だったのと、客先への外出が多かったので、スーツがめっちゃたくさん必要だったから、節約のために作ってましたね。
遠距離恋愛の一人暮らしで貧乏生活送ってたのでね。
って、そんな身の上話はどうでもええね。
久々の染色、楽しみ。
長じゅばんは絶対染めるよね♪
[キレイ]×[楽チン]×[着崩れない]をあなたに・・・
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