5/15は葵祭。

ぷらっと買い物ついでに見てきました。


あえて到着予定時刻ギリギリくらいに行ったのですが、日陰で見やすい場所が空いてました。


背景が商店街でイマイチですが、混雑具合も道幅も角度的にも、今までで一番見やすかったです。


さらに交差点の面白いところは、

タイミングを見計らって歩行者を通したりバスを通したりする警察官のやりとりや、
道幅も狭いところなので、牛車の幅がギリギリで誘導している騎馬隊の方の表情が真剣だったり・・・
なかなか楽しめました。

はい、子どもの頃一番好きだった番組は、「働くおじさん(HNK教育)」でした。

予断ですが、牛は丹波の山奥から借りてくるから、馬よりも高くつくらしいですよ。
あと、馬みたいに調教されてないから、牛を引くのは大変なんだって。
いつぞや、牛が暴走したそうです。
でも、今日の牛さんはお利口さんでした。

かわりに、今にも走り出しそうな馬がいましたけども。


さてさて行列がやってきました・・・。
行列が到着したのは予定より10分遅れ。


平安騎馬隊の先導で始まります。
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隣にいらしたおじさまがおっしゃるには、お姫さんがくるのが到着後から45分後。

「そこから華やかやけど、それまでは地味やで・・・」とのことでした。
なるほど、行列は、「本列」と「斎王代列」に分かれるんですね。

無意識でしたが、斎王代列に入ってから沢山写真撮ってましたので、

列の紹介に写真添えてみます。。。

(間違ってたらゴメンなさい)


●本列(勅使を中心にした列)


○乗尻(のりじり)
行列を先導する騎馬隊で、左右各3騎。上賀茂の競べ馬の騎手である。古くは六衛府の衛士(えじ)がこれに当たったという。

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○検非違使志(けびいしのさかん)

警察・裁判を司どる。「志」は長官より4番目の役、6位。
警察らしく、剣を持ち、狩胡(矢を入れる器具)を背負って、弓は調度掛が持つ。縹(はなだ・薄い藍色)の闕腋袍(けってきのほう。両腋を縫合せずに開けて仕立てた着物)で纓(えい。冠の後ろに垂れているうすもの)の巻いた冠(おいかけ。冠の両耳の所に付ける毛で作った飾り物)を付けている。
舎人(とねり)の引く馬に騎乗し、看督長(かどのおさ)、火長(かちょう)、如木(にょぼく)、白丁(はくちょう)など下役を率いて行列の警備にあたる。
調度掛(ちょうどがけ)に弓矢を持たせ、鉾持(ほこもち)に鎖を持たせて武装している。

 

○検非違使尉(けびいしのじょう) 
検非違使庁の役人で、5位の判官(はんがん)。志の上役で行列の警備の最高責任者である。
巻いた纓(えい)の冠に、(おいかけ)は付いていない。縫腋の袍(ほうてきのほう。袖の下より両腋を縫い塞ぎ、裾に絹を付けてある着物)をつけている。裾(きょ。束帯の後に長く垂れたもの)は青朽葉色をしており、弓つるを懐中し、馬具にも朱緩の辻総(房の間隔のあるもの)をつけている。
舎人の引く馬に乗る。調度掛(ちょうどがけ)に弓矢を持たせ、鉾持(ほこもち)に鎖を持たせて武装している。
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○山城使(やましろつかい)
山城介(やましろのすけ)で山城国司の次官、五位の文官である。
賀茂の両社とも洛外になるので、山城の国司の管轄区域になるため督護の任につく。舎人が馬の口を取り、前後に馬副(うまぞい)がつく。あとに手振(てふり)、童(わらわ)、雑色(ぞうしき)、取物舎人(とりものとねり)、白丁など従者が山城使の所用品を携えてゆく。

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○御幣櫃(ごへいびつ)

 賀茂両社の神前に供える御幣物を納めた櫃で、下社二座、上社一座、合わせて三合の白木の唐櫃に注連縄をかけ、白丁にかつがれてゆく。衛士が先導している。

○内蔵寮史生(くらりょうのししょう)  
内蔵寮の七位の文官で、御幣物を管理している。騎乗し両社に各1名が参向する。所用品を携えた雑色、白丁を従える。

 

○御馬(おうま)
走馬(そうめ)ともいわれ、下、上両社の神前で走らせ、神々にご覧に入れる馬で、2頭の馬の頭と尾には葵、柱、紙垂れをつけている。1頭に4人の馬部(めぶ)がついて引いて行く。

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○馬寮使(めりょうつかい)
走馬をつかさどる左馬允(さまのじょう)は、六位の武官で騎乗し、弓矢を調度掛に持たせる。
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○牛車(ぎっしゃ)

俗に御所車といわれ、勅使の乗る車で、藤の花などを軒に飾り、牛に引かせる。現在、勅使が乗ることはなく、行列の装飾である。牛童(うしわらわ)、車方、大工職などの車役が、替え牛とともに従う。

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○和琴(わごん)


御物の和琴で「河霧」の銘を持つ。神前の奏楽用として舞人の前、2人で運ばれる。

○舞人(まいうど)
近衛府の五位の武官で、歌舞の堪能者がこの日の舞人を勤める。6人が騎乗でお供する。それぞれ雑色、舎人、白丁が従う。

○勅使(ちょくし)
天皇の使いで、行列中の最高位者。四位近衛中将がこれを勤めるので、近衛使(このえづかい)とも言われる。現在、勅使は路頭の儀には加わらず、代行者が勤め、当時の様式どおり、飾太刀、騎乗する馬も美々しい飾馬で、朧(御馬役人・くとり)が口を取る。舎人、居飼(鞍覆持・いかい)、手振が従う。

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○随身(ずいしん)
近衛中将の場合は4人が随行、警護にあたる。 


○牽馬(ひきうま)
勅使の替え馬で、帰路に備える。舎人が牽く。

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○風流傘(ふうりゅうかさ)
大傘の上に牡丹や杜若など季節の花(造花)を飾り付けたもの。行列の装いとして取物舎人4人でかざしてゆく。

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○陪従(ばいじゅう)


近衛府の五位の武官で、この日は賀茂両社の社頭で歌をうたい楽器を奏する役を勤める。7騎が各種楽器を携えてゆく。それぞれ雑色、舎人、白丁が従う。

○内蔵使(くらづかい)
内蔵寮の次官で五位の文武兼官。職名は内蔵助。勅使が神前で奏上する御祭文を奉持している。騎乗し、馬副、白丁らが従う。

○風流傘(風流傘)
先の風流傘とは造花が少し異なる。本列の結びとなる。

●斎王代列(女人列といわれ斎王代を中心にした列)

○命婦(みょうぶ)
女官の通称で、小桂(こうちき)を着用する高級女官。花傘をさしかける。

 

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○女嬬(にょじゅ)


食事をつかさどる女官。

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○斎王代(さいおうだい)


斎王は、平安時代には内親王が選ばれて祭に奉仕したものであるが、現在は未婚の市民女性から選ばれるので、斎王代と称される。御禊(みそぎ)を済ませた斎王代は、五衣裳唐衣(いつつぎぬものからぎぬ)、俗に十二単(じゅうにひとえ)の大礼服装で、供奉者にかつがれた腰輿(およよ)という輿に乗って参向する。

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●駒女(むなのりおんな)


斎王付きの清浄な巫女(みかんこ)で、騎馬で参向するのでその名がある。6騎の女丈夫。

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○蔵人所陪従(くろうどどころべいしゅう)
斎院の物品、会計をつかさどる蔵人所の、雅楽を演奏する文官で、それぞれ楽器を持っている。 
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○牛車(ぎっしゃ)
斎王の牛車で俗に女房車。この牛車には、葵と桂のほか桜と橘の飾りがつく。 
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雰囲気だけ楽しんだらすぐ帰ろうと思っていたのですが、気づけば最終列。


あっという間の一時間でした。
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美しいヒップライン


写真満載で、失礼しました・・・