去年の12月中旬のこと
喉の違和感からはじまり、2,3日ほど普通に風邪っぽいな、という感じから
それははじまった


3日目、手持ちの頭痛薬、解熱剤の持ち合わせも尽きて本能的に「いよいよこれはマズいかも」と
かかりつけの内科へ行く

検査を希望されますか、と言われ、いよいよ覚悟を決める
他の患者さんへ感染させないようにと、医院の奥の部屋へ通された
一人きりの部屋で、
右側から大型の扇風機が猛烈に私に風を吹き付け、左手の大きな窓は力一杯開け放たれていた
真冬の寒さの中、拷問部屋のような(先生ごめんなさいあせる)場所で

検査結果を待つこと30分
先生がふふふ、と不気味な微笑みと共に検査結果を持ってくる

例のウィルスに、感染していた
毎日、あれほど感染対策をしていたのに
そして自分だけはかからないだろうと、根拠のない自信とともに過ごしていたのに

今日明日がいちばんしんどいかも、と先生に言われる
もらったのは解熱剤のみ
しばらくしたら咳がひどくなるかもしれないけれど、時節柄薬局に薬の在庫が乏しいので
必要になったら再度来院してくださいと言われて帰宅

速攻で外注先の会社へ連絡
当分仕事を休まなければいけない
身体もつらいけど、フリーランスの身としては月の半分以上の仕事をキャンセルすることになったのは
本当につらかった。自分への信用問題にもかかわる、反省するがどうしようもない
あとは、年末に会うはずだった友人や、知人との約束のキャンセル
楽しみにしていたイベントがことごとく潰れた。