妄想*君に伝えたい(6) | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

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大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします


※おさらいはこちらからどうぞ  妄想*君に伝えたい(1)~







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次の日、通り魔が逮捕されたと
朝のニュースで流れていた



手口や服装などが紹介され マスク姿も映し出される





素顔の男は 昨夜の強気な色など微塵も感じられず 

どこか 淋しそうに見える。




終わったんだ………。








昨夜、家に辿り着き
中に入ると
いつも通りにしていたつもりが
母には様子がおかしいと悟られた

無駄な心配をかけたくなくて、口にはしなかったけれど
最近、この辺も物騒だから
あんたも自転車通学にしたら?と勧められた


けれど私は
友達も一緒にいるから大丈夫だと伝えた





玄関を出ると斜め向かいの壁によりかかる
智先輩を見つけた

「よっ、おはよう」

「おはようございます」

自転車通学を拒否した本当の理由…

「もう、大丈夫か?」

「はい、先輩は?…

「俺は平気だよ。お前がぐるぐる巻きにしてくれたおかげでな

笑いながら歩く いつもの通学路



だけどキラキラと眩しくて いつもと違って見える風景…

それは


「ん、どした?

智先輩を見つめていたのが気付かれる

「なんでも…ないです!

あの後、これからは一緒に通学しようと誘われた
夢だと思った

嬉しくて幸せな時間

…だけど


先輩には好きな人がいるのに…
どうして私なんかと歩いてくれるんだろう…

先輩が好きになる人ってどんな人なんだろう
きっと 美人で優しくて…素敵な人  なんだろうな…

ズキン


胸が苦しい



好きだよ 先輩…



私は…このまま好きでいて  いいの?…





色々な想いが巡るうち   私達は学校に辿り着いた





学園祭当日。
学校は色とりどりの飾りで賑わい 
皆 世話しなく動き回っていた

うちのクラスはメイド喫茶をやる事になった
ふと、マサさんの事を思い出し
ふふ、っと笑う



わずかに出来た休憩時間
待機場所の椅子に腰かけると
私はまた智先輩の事を考えて ぼんやりとしていた

「おい、しっかりやってるか?」
声に驚いて振り向くと
クラスメイトの潤くんだった

 

「あ、はい…ごめんなさい!!

「ふ、お前休憩中だろ?
それになんで お前… いつも俺には敬語なの?

「え?そんなことないです!…いや  ない  よ
綺麗な顔立ち ぴしっとした空気に なぜかいつもやられてしまう

「まあ、いいや。それより どうしたの?

「え?

「いや、お前…ここの所 変だからさ」

「!!…そ、そんな事ない よ いつもと変わらないよ?」

「あははは!声裏返ってるし、お前…分かりやすいな

「………」

「ごめん、怒った?」

「ううん、怒ってないよ…  ただ どうして?」


「うん、お前最近  アイツと一緒に来てんの?」
「アイツ…  って?」




「智だよ」



!!




「智   って…潤くん、智先輩の事 知ってるの?」

「知ってるも何も アイツとは 幼馴染だからね

「え!?   潤くんも???!!
…じゃあ  マサさんの事も…

「もちろん知ってるよ。
昔はよく3人で遊んでた
…と 言っても

智は一人で絵を描いてる時間の方が長かったけどな」


ふと、類は友を呼ぶという言葉が脳裏に浮かんだ

こんな綺麗な3人が一緒にいたら目立ってただろうな…
そんな事を思った



「…あのさ、潤くん」

「え?





「智先輩が好きな人って…   知って る?」
私は胸の鼓動が早くなるのを感じた





「さあ… 知らないけど」


私は息を はいた。
「そっ  か…


「何。お前、智の事が 好きなの?」




「!!!…   え いや  

あの…

そうじゃなくって  え~~っ  と…」
思わずしどろもどろになる



「あはははははは!!!

…だからさ     お前、分かりやすいな。」


「………」
私は思わず下を向いた


「からかって ごめん。

だけどさ、そんなの分かったって しょうがないじゃん」



「…え?」

「智に好きなヤツがいたって、お前 諦められんの?

「…え…だって…  智先輩が幸せなら…私は…

「じゃあ、俺が付き合ってって言ったら お前 付き合えんの?」
潤くんの顔が私の目の前に迫ってきた
「!!!え?そんなの、無理だよ。 だって…私…は  !!」
真っ直ぐな視線に耐えられず 私は静かに顔を逸らした

すると

「ば~っか、嘘だよ。俺にだって好みはあるからな?」
にやっといたずらな笑顔を向けて遠ざかる。

「!!  もー からかわないでよ!」

「でも。  もう、答え出てんじゃん」
「…え?」

「智が誰の事を好きでも お前はアイツの事が好きなんだろ?」



ズキン…



「じゃあ、中途半端に諦めんなよ!
お前の 「好きだ」って気持ちが可愛そうだろ」




「潤くん…



「自分の気持ち位、正直でいろよ

それからちゃんと、お前の想いを ぶつけてこいよ」



潤くんの言葉が 私の心に炎の矢の様に突き刺さっていった…。



「まあ、それでダメなら… 俺がいつでも慰めてやるから」

「………もう、何で潤くんって そんな上からなの?ふふふ
私は好みじゃないんでしょ?



「まあ、そうだけどさ。


お前みたいなやつ    俺、別にキライじゃないよ」



「………ありがとう」
潤くんの優しさが伝わって  私は泣きそうになっていた。

「…でも、智も大変だな…好きなやつが これじゃあな…
「???


そんな私に、潤くんは 最後の だめ押しをした



「もう、ここはいいからさ 早く行ってこいよ!」

「え?今から??!そんな だって心の準備が…あの!

「…また、そんな事言ってると いつまでも言えないままだぜ?」


私は  自分の気持ちを静かに見つめていた。
「…


うん、分かった… 




行ってくる。
ありがとう   潤くん   」

「おう。当たって砕けてこいよ!


「…!砕けるのは 嫌だな…

「あはははは」




私は先輩を探そうと教室の入口へと走ると



うしろで  潤くんが私の名前を呼んだ気がして振り向いた




唇が  


「が ん  ば  れ」   と


動いた気がした









私は教室を飛び出していく




ずっと     心に秘めていたものを…












先輩に、伝える為に




















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やっと主人公ちゃんが動きだしました^^
もうね、書いてると楽しくて こんなに続くと思ってなかったけど
今回は最初の構想にあったJに手伝って頂きました(*゚.゚)ゞ

さて、いよいよ次でラストです!(^-^)ノ~~
想い届くのかなあ 。
そして あたらしあらしまでに間に合うのか!(←楽しんでます( ´艸`)///

そういえばね、私の話って主人公の名前、あえて付けてないんです。
自分置き換え推奨だから…ジャマかなあって…笑
でも結局 お話だから…やっぱり名前ってあった方がいいんでしょうか…ね?| 壁 |д・)///
書く方としては あった方がラクな部分もあるんですけど…
無いのも捨てがたい! というジレンマ(/ω\)

何か ご意見がありましたら…良かったら教えてやって下さると嬉しいです;(*^.^*)
今後の参考にしますね///(…生かせるかは謎ですが//←ダメ;^^)

では~ 明日が楽しみ♡ なyacoでした^^*