妄想*君に伝えたい | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします










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「ねえ、これ何?」
「え?キリンだけど…」

「え?!うそ!ロバかと思った!」
「あ~俺は 犬が退化した姿かと…」

「もう!皆、酷いよ!一生懸命描いたのに~!!」

「ご、ごめん でも可笑しくて」
「もう、笑わないでよ~!」



「何?どしたの?」
「あ、部長!見て下さいよーこの子の絵ったら酷くて…」
「や、 だめです 見ないで下さい!」
絵を隠す様に手で覆う
恥ずかしくて顔から火が出そうだよ…

智先輩に笑われたら私…立ち直れない…
でも

「あ~、これキリン?首短いけどな」
笑わずに真剣に答えてくれた
「え?部長さすがですね!でもこれよくわかりましたね~」
驚く皆をよそに自分も思わず
「先輩…すごい」
悲しいけれど そう言っていた
絵が下手な事は…自分が一番分かっていたから

「ん?だって お前の絵ってポイントで見ると いつも特徴掴んでるよ
これも眠そうな目と、まつげが凄いもんな」

そう言ってはにかんだ笑顔が眩しくて、
先輩に分かってもらえた事が嬉しくて…




智先輩に会ったのは中学の時。
志望校の一つだった高校の学園祭で

展示されていた先輩の絵に惹かれて…
どんな人が描いてるんだろうって興味を持った

その時、教室の隅で椅子に座り スケッチブックを持って鉛筆を走らせている
男の人が目に入った

周りでは沢山の人が笑顔で行き交っているのに
そこだけ 時間が止まっているみたいに…


真剣な眼差しが…綺麗


友人らしき人に話しかけられ その人が顔を上げた
とても柔らかい笑顔になる

その瞬間 


好きだな…  と思った


こんな風に男の人に惹かれた事なんかなかったから
自分でも戸惑ってしまったけど

”智” と呼ばれたその人は
あの絵の前で照れ笑いをしている…

ああ、この人が描いたんだとすぐに分かった
驚かなかった

全てが私の中で結びついて
完全に心を持っていかれた

「智…先輩」

その日から また会いたくて
同じ高校への進学を決めた



でも、入学早々…私は現実を突きつけられる


綺麗な黒い長髪 お人形さんみたいなぱっちりした瞳に
整った顔
ふわっとした雰囲気が先輩とどこか似ていて
先輩とよく一緒に話している姿を目撃した

…彼女 なのかな
「そうだよね」

いても不思議じゃない…


分かってはいたけど
実際そういう人がいる事が辛くて悲しくて逃げたかったけれど

少しだけでも先輩の近くにいたい…
その気持ちだけで入部した美術部


「おい」

「え?……はい!」
急に智先輩に呼ばれてドキっとする

「具合悪いのか?」
「い、いえ ごめんなさい ちょっと考え事してて」

気付くと周りで描いていた皆は既に帰った後だった

いつの間にか私も集中して絵を描いていたみたい…
外を見ると夕日が夜空に溶けて蒼に染まりそうだった

三日月がうっすらと見える…

 

「もう お前も帰るか?」
「あ、はい。…ひょっとして先輩…私が描き終わるの待っててくれたんですか?」
「いや、俺も今終わったとこだよ」

そう言って筆を片づけているけど
それ…智先輩のじゃない…

自分のはもうきっちりと片づけられてて机の下に隠すように置かれている

「さ、行くか」
そんな優しさに胸がぎゅっとなる…


そんな先輩だから 密かにモテる事も知ってる…
この間も告白されてた…

でも

先輩は

「ごめん…好きなヤツいるから」


そう言って断ってたよね…


私も初めから ずっと想いを閉じ込めたまま…

「好き」と言えたら…どんなにいいだろう
こんなに近くにいるのにとても遠くにいるみたい…

こんな事なら…もっと遠くから見つめてるだけの方が良かったのかな…
そんな事も考えてしまう


「どうした、行かないのか?」
先輩が覗きこむように私の顔を見つめる

「だ、大丈夫です!もう行きますから」
心臓が飛び出るほど驚いて顔が真っ赤に染まっていく

「ほんとに大丈夫か?…顔 赤いぞ?」
先輩の手が私のおでこに触れる


わ…  !


大きくて すらっと長い先輩の手…
伝わってくる 男の人の感触



それだけで どうしたらいいか分からない
私は涙が溢れそうなのをぐっと堪える


「うん、熱はないみたいだけど…」
智先輩はゆっくり私から手を離す

「一緒に帰るか?」
「え…でも彼女さんに悪いですし…」

「?…俺、彼女なんて いねえよ」


え?



「…じゃ あ、 あの髪の長い  智先輩とよく一緒にいるあの人 は…」
「? 
しばらく考え込むと


…ああ、マサ? アイツは幼馴染だよ。腐れ縁ってやつかな」
そう言ってくしゃっと笑った

幼馴染…私は肩の力が抜けていくのを感じた


だけど…
先輩が言う「好きなヤツ」は…そのマサさんじゃない の…?

考えれば考えるほど
胸が苦しくなっていく…こんなの 先輩だけだよ…

「もうひとつ、言い忘れたけど…アイツ…男 だからな」




「え?!」
今までで一番の大声をあげてしまった

「あはははははは」

先輩が凄い勢いで笑っている
「な?アイツ綺麗だろ?ふざけてよく被るんだよ
今度の学祭でもイケそうだよな。女装喫茶」

驚いたけど…
「先輩は…やらないの?」そう聞いていた
「俺?やらねえよ ふふ」

「だって…先輩も綺麗なのに」
「何?お前 俺に女装して欲しいの?」
「!…いえいえいえ!違います 先輩は絶対 このままがいいです!
このままが…!」

好きです!

思わず口から出そうになって慌てて口を閉じる


「…おう  サンキュ

先輩はちょっと照れくさそうにしていたけれど
すぐにいつもの顔に戻って

「じゃあ、こっちな」

そう言うと手を握り 車道側から歩道へと私は引っ張られる
「お前、危なっかしいからな」
そのまま歩き始める

「先輩   …手」  
ぎゅっと握られた手は離される事なく 力強く私を守ってくれている
早くなる心臓の音が指から聴こえてしまいそう

このままでいいのかな…
綺麗な横顔をそっと見つめる



いつか…先輩に想いを伝える事が出来るかな…
たとえ振られることになっても…

その時は…自分の気持ちに正直に






まっすぐな気持ちで


「あなたが好きです」 と 伝えたい
















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これ、書いてるうちに どんどん話が変わっていったんだけど
とりあえずここで落ち着きました^^
嵐メンも もっと出てきてたんだけどな…
なごりはマサさんです笑


…所で 今日のあたらしあらし…やっぱり智くんじゃないんだねチーン
ああ~ん、楽しみだったのに!部長ーーーーー;; (Sママちゃん、情報ありがとーWハート
今日は相葉ちゃんとニノと松潤…
サトシック的 楽しみは来週までお預けって事ね!

でも、まだまだ部長で楽しんでもいいって事だよね…| 壁 |д・)
楽しみます!!!でーはー。


yaco