そういう時期なんだなって | ポレポレでいこう♪

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日常の「わくわく」を切り取ったお話しや、考えごと・ひとりごとなど。

「言葉選んで 挙げ句間違え」てばかり。
それでも言葉にしたいから…


最近、夜になるとすぐ寝てしまう。

途中(2時とか3時とか)に目が覚めて、かるく家事のつづきをしてまた寝たりする。そして朝はいつも通り起きる。

どちらかというと睡眠不足の自覚があるから、たくさん寝るのはいいことのはずなんだけれど、少し損した気持ちになってしまうのはなんでだろう。

子どもたちが寝たあとの、自分の時間(ゴールデンタイム)を睡眠に費やしてしまっているからかな。

でも、寝るのは大事。今はきっとそういうとき。そう思ってなるべく素直に寝てみる。💤


昨日は朝まで8時間くらい通して寝た。

なのに、気分はすっきりとしなくて。眠くて、だるくて。

だから、だらだらと過ごすことにした。だらだらすることに罪悪感を抱かないように。今日はそういう日にしよう って。


そして今頃になって、このまま今日を終えていいのか?と、やっぱりもったいない気持ちになって。「残しておきたい」と思って、ブログを書いている。いや、本当は何日も前からちょこちょこ開いては下書き保存していた。それを、今書き上げようと思った。また一週間が始まってしまう前に。




今年に入ってから、好きなアーティストさんたちの新譜を聴けない日々がつづいている。

シナリオアートも、リーガルリリーも、岡崎体育さんも、その他にも……

そんな調子なので、たった今配信リリースされたBUMPの新曲もまだ聴けていない。ついこの間、楽しみだ〜!って言っていたし、その気持ちは本当なのだけど。

音楽自体も、去年に比べたら聴く時間がぐっと減ってしまった。

曲は逃げたりしないから、自分のペースで…… と思いつつ、どこか後ろめたいような申し訳ないような、焦りにも似たようなこの気持ちはなんだろう。

だけどこれも、今はきっとそういう時期なだけ。

自分のタイミングで、出会えたらと思う。




そんな日々をおくる中、とても心に響くというか、心に留めて大切にしたい文章に出会った。自分のためにも、ここに残しておこうと思う。



ひとつは、髙嶋政伸さんのエッセイ。

ドラマ『大奥』に出演している俳優さんで、私はドラマについては未視聴なのだけれど…… フォロワーさんのリツイートでその文章に出会えた。





髙嶋さんが演じたのは、実の娘に性的虐待を行う人物の役。

密室で、叫んでも届かない空間で、逆らえない相手に欲望をぶつけられる。想像するだけでおぞましく、難しい撮影だと思う。

髙嶋さんはどう撮影に挑んだのか…… は、ぜひ本文を読んでいただけたら。


娘役の女優さんはもちろんのこと、かかわるすべての人への敬意と、誠意と配慮。そして髙嶋さんの率直な胸の内と、それを綴る筆力に胸を打たれた。

世の中が、こんな人であふれたらいいのにな…… と思うほどに。



撮影にあたって、髙嶋さん自らインティマシーコーディネーターさんをつけてほしいとお願いしたのだそう。



    

​インティマシーコーディネーターとは


映画やドラマの撮影現場で性的なシーンやヌードシーン(インティマシーシーン)を演じる俳優の身体や精神の尊厳を守りつつ、監督の求める描写も尊重し、現場を円滑に進めるサポートをする方たちのこと。


(髙嶋さんのエッセイより引用)



日本人でこの資格を有しているのは、今のところ2人だけらしい。

私自身、インティマシーコーディネーターの存在は何年か前に知って、とても大切で必要なことだと感銘を受けたのを覚えている。

(なのに最近まで名前を間違えて覚えていたのだけれど……)


私は、映画やドラマにおける暴行シーンに苦手意識があって、ゆえに視聴をためらってしまうことも多い。

でも、制作にかかわる方々がここまでお互いに配慮してリスペクトし合いながら映像を作り上げているのだと知れて、少し安心できた。

こんな現場が当たり前であってほしいなと思う。


ちなみに、上記のエッセイは紙媒体でも発行されているようで。ぜひ手元に置きたいなと思って仕事の帰りに本屋さんに寄ってみたのだけど、そこでは取り扱いも取り寄せもしていなかった。ざんねん。

一般的な書籍とは、扱いがちがうのかな(価格も100円という安さだし)

大きな書店に行けば置いてあったりするのかな。



ところで、インティマシーコーディネーターの話の度に思い出すことがある。amazarashiの『リビングデッド』のMV撮影のこと。

かなりセンシティブな内容のMVで、初めて観たときはショックに近い衝撃を受けて…… 正直、直近のライブビューイング(2018年・武道館公演のときの)に行くのが怖いとさえ思ってしまった。

今でも、積極的に観ようという気持ちにはあんまりなれない。


けど、いつだったか。専門家(インティマシーコーディネーターではないけれど)の安全監修のもと、演者の心身に配慮しながら撮影を行ったという話を専門家さん本人のSNSやブログを通して知って、少し安心したのを覚えている。

amazarashiのMVは他にもけっこう過激?なものが多いけれど、その件もあってamazarashiの制作スタッフには勝手に信頼を寄せているところがあったりする。




※追記。該当のブログ、みつかりました。

写真とか、ちょっとびっくりする方もいるかもしれないけれど。よければ。







人はアートの為のオブジェではありません。

描きたい絵を完成させる為に

人間をマネキンのように扱うことは

私には出来ません。

言葉通り、人の痛みや怪我を気にせずに

何かをやらせる事も

人を自分の利益の為に食いものにするのも

人を人として扱わない事です。

人をモノに出来るのは「人でなし」でしょう。

いくら日常を逸脱した世界だからと言って

人間の尊厳まで逸脱して良いなんて事は

絶対にありません。


ファンタジーを表現する時にも

守られるべき人の心があります。


人の痛みを感じ、理解した上で

安全に配慮しながら絵を完成させる必要があると

考えています。


(上記ブログより引用)


私もあらためて読んで、感銘を受けた。

正直に言うと、近寄りがたい世界だと思っていたけれど……

どんな世界にも、矜持がある。そういう心をもった人たちがいる。それを伝えてくださる人がいて、おかげで知ることができたのはうれしい。

少しだけ、視野が広がったというか。世界をまたひとつ好きになれたというか。

引用した部分だけでも、安心できるし伝わるものがあると思う。





話が少し逸れちゃったけど、心に留めておきたい文章のふたつめ。


朝ドラ『虎に翼』の主題歌をつとめる米津玄師さんのインタビュー記事。



https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi26

(↑なぜかサムネが表示されない)



こちらもドラマは未視聴で…… たまたまTwitterのおすすめに流れてきて知ったのだけど、読めてよかった。


(物語のテーマ的に)なぜ男性である自分に主題歌の話がきたのか?という疑問から始まり、覚悟を決め、真摯に向き合い曲にしていく姿勢は、なんて尊いんだろうと思う。


「キレ」ること、たたかうこと。それが未来をつくるということ。

自分も誰かが願った未来の上に立っているということ。

私も同じ気持ちでいるのだと、胸の奥がいい意味でそわそわと湧き立った。


米津さんのことは、もちろんというか知ってはいる。フォロワーさんに好きな人も多いし。曲も、有名なのはいくつか聴いたことがある。でも、そこまで深く追ってきたアーティストさんではなかった。

インタビューを読んで、とても思慮深いというか、深い瞳で世界を見ている方なんだなという印象を受けた。

曲が魅力的というのはもちろんあるとして、それだけじゃない魅力というか…… たくさんの人を惹きつける所以が、少し分かったような気がした。



話はちょっと逸れるけれど……

息子が療育園に通っていた頃、年に一度ほど親が市に直接「声」を届けられる機会が設けられていたんだ。

悲しいけれど、声を上げなければ社会に気づいてもらえないことってたくさんあるんだとそのとき知った。

いま当たり前のように受けている支援があるのも、声を上げつづけた誰かがいたからで。

私も、自分が直接その恩恵にあずかれないとしても、未来の誰かに繋がるなら声を上げようと思ってその会に参加していた。

インタビューを読んで、そんなことを思い出した。


でも、声を上げる気力もないってときもあるよね。渦中にいる人ほど、そんな余裕もなかったり。

できる人が、できるときに……で支え合えたらと思う。



髙嶋さんにしても、米津さんにしても。こういう視点をもった人たちがつくる作品がこの世界にあると思うと、安心する。希望の灯りみたいな。

自分や、生きづらさを抱えているどこかの誰かにも、居場所があるかもって思えてくる。


そして自分もいつか、誰かの居場所になれるような何かを残せたらな…… なんてことを、考えてみたりする。



2つの文章はまたいつでも読み返せるように、大事な場所にしまっておこうと思う。

本当は他にも書きたいことがあったのだけれど、長くなるのでまた今度。





最後におまけ?

最近つくったお菓子たち



▶︎4/1   いちごのクッキー

(型の模様がぼやけちゃった。娘がパクパクたべた)




▶︎4/5   レモンカード

(国産レモンが8個で198円だった!)




▶︎4/12   いちごサンド

(ちょうど半額の生クリームとおつとめ品のいちごがあったので。カスタードクリームにみえる黄色いのはレモンカード)




▶︎4/14   よもぎ白玉あずき添え

(自分を少しでも元気にしたくて作った)





▶︎お花たち(主にさくら)




チューリップのカップにさくらの花びら。







青空といっしょに。



さくら餅みたいな葉桜。





桜はだいぶ散ってしまって、入れ替わるようにハナミズキの花が咲き始めている。

ツツジや、藤の花も。

毎年桜のあとにさくらんぼの実がなる木があるので、それを見るのも楽しみだな。




それにしても、今日は夜更かししてしまった。

……「してしまった」って、またすぐ罪悪感が顔を出してる。よくない、よくない。 ん?「よくない」って思うのも、よくない?


寝ても、寝なくても罪悪感。どっちなんだい?


夜更かし、「してしまった」んじゃない。してやったのだ……!(?)


今日はそういう日。そういう日もあるよね。

おやすみなさい。