東大名誉教授の東大入学式での祝辞が話題になっているそうな。
ワイドショーで一部分を聞いたのだが
東大HPで全文を読んだ。
これが祝辞かあ。すごいインパクトだよね。
でも、内容の後半をかなり共感した。
ここからの下り↓↓


あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。(東大HPより)


そうなんだ。
生まれ落ちた環境で大きく左右されるのは確かだと思う。
自分自身それは強く思う時がある。
それは自分だけが勝手に思うひがみ根性みたいなもんだと
思っていたりした。
努力を怠った自分が悪い。そう思っていた。
でも、これを読んでそうではないのだと思う事が出来た。
環境がそうさせるのは仕方のない事なのだ。
確かに環境を乗り越える努力をせず、知恵を使わなかった自分は考え無しだったのは事実だが。

上野氏が、女性学と言うものが無かったから作りましたという所も
そうか、勉強ってそういうもんだよな。ん?これは勉強ではなく研究か。
女性学の先駆者という自負を感じる。

私も今しかできない事、今しよう。
疑問に思う事、解決していこう。
目を背けずに。
★★★
と、朝から真面目に考えるスタートとなりましたが
私の朝いちばんお仕事は、一人分の家事と
傷病手当金について、健保に聞くこと。
良し。これはできたぞ。
昼からは、ハロワにいってきま~す。自転車で往復14キロ。
山あり谷ありだから、今日は走れんかな。