NPT再検討会議を広島でやるということ | 青色ミカンのブログ

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まだ青色なミカンがぼやくぶろぐ。

こんにちは


広島市長が変わっても、NPT再検討会議はヒロシマでやりたいらしい。


お気持ちはわかる。

わかるのだが…広島の人々の総意なのか、よくわからない。


ぶっちゃけ、金もかかる。

そして、観光客を呼べるイベントでもない。


だいたい、ミカンもNPTがどっち向いているかわからんような人間だ。

市長は海外に主張していくより、まずは市民・県民・国民へと意識を広げる方が重要な気がする。


日本人でも、いや広島に来た修学旅行生でさえ、原爆投下日が8月6日だと知らないヤツがいる。

そんなことを事前学習しないで、何を学ぶというのだ?



ところで、NPT再検討会議が広島で開かれるとして、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の扱いはどうなるのだろうか?


この議定書には次のようなことが書かれている。


第1 条 本議定書を締約する核兵器国は、以下の行為を直ちに停止する。
(1) 核不拡散条約の下で非核兵器国が禁止されている核兵器取得に繋がる活動全般
(2) 核兵器を自国の軍事政策及びその実践に組み入れる活動全般
当該国は合わせて、全ての核兵器及び兵器に利用可能な核分裂性物質を出来るだけ早期に安全な保管場所に厳重に保管するものとする。


う~ん。

(1)もお願いしたいが、現在持っている国はどうなるのだ?


さらに、(2)はどうだろう?

日本は、核兵器に利用できる物質を5000発分も持っているのだ。

そんなわけで、パキスタンあたりは、日本が非核兵器国だと思っていない。

材料も技術も持っていると考えている。


しかも、昨年の原発事故ではそれを漏らしてしまった。

「安全な場所に厳重に保管」といえるのだろうか?




原発問題では、再稼働するかどうかも国民のなかでも意見がわかれている。


こんな状態で、日本という国の枠組みを超えて、広島だけで誘致活動するのが良いとは、私は思わない。

やるなら国レベルでやってもらいたい。


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