今回も前回に引き続き糖尿病関連の本です。
タイトルの言葉、本文中にでてくるこの言葉に惚れ惚れします(#^.^#)
なかなか過激な表現もとびだしますが内容はすごく理論的で、特に理系の方はハマるのではないかと思います。
私はどっぷりハマりました( ´艸`)。
糖尿病の怖さは合併症にあるが、(腎症、網膜症、神経障害)
透析を受ける人は年々増加、さらに糖尿病由来の増加率はその他の要因よりも増えているという現状。
また、
きちんと血糖をきちんとコントロールしている人(食事制限や服薬をきちんとしている人)と、コントロールができていない人を比べても合併症を引き起こす割合は変わらなかった。
むしろコントロールが悪い方が少なかったという研究もある。
このような現状に現代医療へ疑問を呈し、
現代の医療は「高血糖」が「悪」とされてきたがそれは間違っているのではないか!?と考え、
諸悪の根源は「インスリン」ではないか?と仮説をたて検証しているというもの。
さらに血糖値は高くても合併症は起こさない。(インスリンを増やさなければ)
さらにさらに糖尿病患者は実は「長寿体質」なのではないか!?とも言われております。
読んでいてどんどん吸い込まれていきました。
このほか、「本態性高血圧」、「動脈硬化」など
現代医療では治せないと言われている病気にも言及しており大変勉強になります。
現代の医療は、「こうしたら良くなったから、こうしよう。」という、
かつての先人たちが「経験」に基づいて培ってきたものです。
もちろんそれは大切で素晴らしいことだと思います。
しかし、現代はヒトゲノムの解読も完了し、遺伝子レベルで細胞を読み取れる時代です。
現代の治療成績が上がらないのであれば、それは正しいことなのかを、
仮説を立て、検証するという「理論的」な考えをすることが必要なのではないか、
と述べられております。
理解を深めるため2回読みました。近々3回目読むと思います。(^^)/
あおい薬局
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