優しい国 | 皐月の50%はコラーゲンで出来ています。

地震発生から、今の今まで

自分がどんな状況で、一体何をすべきか

ゆっくり慌てないように考えていました


ありがたいことに

私は地震発生から30時間後に家に帰る事が出来ました

家族も、無事です


とても、私の知っている言葉のレパートリーでは

表す事の出来ない気持を体験しました


夜は皆さん眠れていますか?

誰かの話や、無邪気な子供達と戯れて

つい笑ってしまった自分に

「何てつめたい人間なんだ」と責めていませんか?


心無い行動や言動をする人、見たくなかった

聞きたくなかった事と、自分の中の正義感への不信感や

様々な情報に、経験したことのないもの達に囲まれて

身動きがとれていない人もいるでしょう


私が生まれ育った日本という国は、今大変な状況です

でも、朝が来て、また優しい国になっています

明日はもっと、この日本は優しい国になっています


大きな大陸ではないこの島国が、大きな錘を支えきるには

全国民が空に手を伸ばして、この錘に潰されないように

跳ね除ける勇気や辛抱が必要なのでしょう


目の前に起きている問題がどれくらいの大きさか分からない不安

夜になれば、明るく家を灯す事が「生活」や「日常」になった私達


私は、一生懸命生活をしようと思います

昨日は同居人の親友と、一緒にご飯を作りました

美味しいね、ってありがとうって食べました


一緒に風船を作って部屋で遊びました

近所の子供達が、大人達の表情や言動にどこか感じる不安感や違和感を

押し殺して外で元気いっぱいに遊んでいるBGMを聴いて笑いました


迫り狂う不安に立ち向かってやるために

私は自分の気持ちをとことん信じてやろうと思います

日本人の底力をとことん信じてやろうと思います


被災された方々の気持ちを考える事も

自分たちが生活困難になっている事も

諦めないために、自分の生活を一生懸命しようと思います


大人が生活を残してあげたら

子供達が今を体験して、この先大人になっても

生活の素晴らしさに守られて強くいられるように


そして、TVでは中々伝わっていない茨城の被災地の皆さん

私は、大洗やひたちなかで青春を過ごしました

育てて頂いた場所です


計画停電実施の中、大きな不安を過ごしていたでしょう

医療関係、避難所も夜が長く感じたでしょう

今日もその停電の成果で日本は動いています

本当にありがとうございます


私は、「音」と生きてきました

歌といったカテゴリーで


でも今は被災地の方々の周りにまず

朝、台所で朝食の準備をするお母さんの音

お茶をすする、おじいちゃん、おばあちゃんの音

新聞を広げるお父さんの音

ドライヤーで髪を整えるお姉ちゃんの音

「早く起きなさい」と怒られる弟の音


「おはようございます」

「いってらっしゃい」「気をつけて」近所の音


そんな「音」がまず皆様の周りに

1日でも早く戻ってくる事を私は1番に、願っています


そして、私は歌をいつでも届けられる

自分でいる事を選ぼうと思いました


出来る事、まだまだ模索しています

でも、頑張れ日本!

頑張れ、頑張れ、頑張ろう、頑張ろう


生きてやろう!!!


今日も1日、やったるぞ!!!