とても穏やかに、1つ1つを過去へ拾いに行く作業をしています
その旅へは心強い人達が一緒です
ピアノの柳君とは若かりし自分たちへ会いに
まさ君とは出会ってない所へ
昔の私の歌声に今の私が反応しています、確かに
10年前の私が望んだ未来に私は居ません
何故ならこんなにも早くお別れをしなければいけなかった母がいない時点で、あの頃の私には想像も出来ない未来だから
私が私の誕生日を大切に、人の誕生日を大切にしたいのは、母親が命を間違いなくかけてくれた日に感謝したいから
今度の歌劇は遠い昔に愛し合った実話のお話
今は亡き過去の人達の想いを借りて私が今の自分に未来の人へ何を残せるか
ただただ1人の人間が
歌いたいと願って人が集まって私が形成されました
楽器も譜面も出来ないし読めないけど、私は歌う事しか興味がない
体全部気持ち全部を歌う事に注ぎたい
いつか、私が親になった時にすべての愛をその子にそそげる自分でいたいから、私には歌が必要で
言葉を大切にするのは、自分を大切にしたいから周りの人に大切だと伝えたいから
セッションしながら歌を作るのは柳君と言葉じゃない部分を埋めたいから
まさ君に叩いて貰うリズムが、私の心臓だから
大げさだけど
私の20代はとても嬉しくてとても悲しかったんです
だから29歳最後の日へ向けて私は全部を出し切ります
私はどの瞬間も1人ではなかったから
私を1人にする事のなかった皆さんに感謝だけを持ってステージへ向かいます
待ってて下さい