その昔
夜のヒットスタジオＲという歌番組があった
夜のヒットスタジオと何が違うかと言うと、アイドルはナシ！ロックバンドが出演するのである
当時おませな小学生だった私はどうやってその日夜更かしを許されようか昼間学校の授業中から作戦をねっていた
私はもっぱらロック好きで当時のロックバンドで知らないバンドはいなかった変わったランドセルガールだった(とか言ってみぽりん大好きだったけど…笑)
特に
Ｊ(Ｓ)Ｗ
ＵＮＩＣＯＲＮ
ブルーハーツ
レピッシュ
ゴーバンズ
ジッタリンジン
コブラ
スパークスゴーゴー
などなど
家はゆるいルール家族なわりに夜更かしにはちとうるさかったので私が番組観たさについた言い訳の数々を発表します
１位 お腹痛い
２位 父のイビキで不眠
３位 恐い夢を見た
４位 のど乾いた
５位 トイレに起きた流れ
これらを毎週実践する訳だから当時は吉永小百合ばりの演技派だった事は分かる(笑)５位に関しては高倉健レベルじゃないとクリアー出来ない
画面いっぱいに映る
お兄さまお姉さまが
私の成長材料だった
夏に必ずある野外フェス
その模様をＴＶで放送すると決まったらもう大変
もはや、父や母に早く寝て欲しい１１歳の私は父の晩酌のスピードを上げるためグラスのお酒を減っては注ぎ減っては注ぎ、洋画劇場好きの父はジャッキーチェンのＮＧ集が流れてる頃は見事夢の中(皐月ニンマリ)
母の方は簡単
ガンガン家事を手伝ってさっさとお風呂を勧め布団の上で肩揉みで爆睡へ(皐月ニンマリ)
ＢＵＴ！！
うちには７つ上の姉
５つ上の兄がいるのだ！！完全にボウイ、バクチク世代の彼らがこの夏フェスを見逃す訳がない
姉も兄も個々の部屋
私は部屋がなかったから居間を真っ暗にしてボリュームは最小で夏がけの掛布団をすっぽりかぶって
ドキドキしながら観てた
まだルナシーが真っ昼間の前座扱いで出てたり、ブランキージェットシティー
岡本靖之とかねぇ
いい時代だなぁ
最後は出演者全員で
「雨上がりの夜空に」を
セッションして終わるか
「ツッパリハイスクールロックンロール」かどちらかなのだ
結局私は中盤で睡魔と戦うもののほぼ気絶に近いカタチで爆睡
トイレに起きた姉に見つかって怒られる始末
まとめますと
ニンマリには青春が詰まっていて、子供の私がいっくら頭を使ってだまそうとしたって、周りの大人は見抜いていて子供だった私は何をまとっても全部脱げちゃうラララ青春ストリッパーだったって事さ
子供には
裸になれる心がある
だから周りの大人がそれに服を着せたらいけません
裸で風邪をひいたらなら自力で治せる強さを信じてあげるのがスマート
なんてたって皐月は
元少女だった大人だからね皆そうだ
元少年、元少女
忘れ物をしやすい子は
そのまま忘れ物をして大人になってるだけのことなり