オナガカンアオイの花が咲いていました。


※学名: Asarum minamitanianum Hatus.

※和名:オナガカンアオイ(尾長寒葵)

※開花期 :4~5月

※分布 : 宮崎県の一部のみ

* 種名のminamitanianum(ミナミタニアナ)は、発見者 南谷忠志氏を記念する。

※オナガカンアオイは、四国に自生するトサノアオイ・サカワサイシン・ホシザキカンアオイと関係が深いとされており、萼片が異常に長く伸び(10cmを超える)、尾状になったたもので、そのようすから『オナガカンアオイ・尾長寒葵』という。

トサノアオイ→サカワサイシン→ホシザキカンアオイ→オナガカンアオイ といった順番に萼片が長くなっています。

ここで、上記の和名の呼び方のなかで、どうして?『アオイ・サイシン・カンアオイ』と三つの呼称があり、何故、全てが『○○カンアオイ』ではないのかな~?と思われる方も多いでしょう。

上記のようにカンアオイの呼び方は、さまざまであり、○○カンアオイ、○○アオイ、○○サイシンと、それぞれに『和名』がついていますが、実は、名前の付け方は、こうでなくてはならないという規定がないらしく、名前は、そのカンアオイの登録者がつけるものなので、登録者の思惑や基準などによって呼び方が変わるようです。
 
だからといって、オナガカンアオイをオナガサイシンと言うとまるで違う別の品種が現存しているので、なんでもかんでも良いということではありません。

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