中国産の青城細辛の花です。一般には、『青城寒葵・せいじょうかんあおい』とか『スプレンデンス』と言った名前で流通していますが、正式名称は『青城細辛・qing cheng xi xin』と言い、学名を『Asarum splendens(アサルム スプレンデンス)』と言います。
アサルムとは、ウマノスズクサ科Aristolochiaceae Asarum属のことで『カンアオイの仲間」を言います。
※分布:湖北省、雲南省、重慶省、貴州省(海抜850~1130mの丘陵)
※自生地の写真など細辛属和八角属中薬研究与慶用より引用
2月23日撮影
開花して間もない花です
萼裂片の縁はうねる
※葉のようす
※花のようす
口環は大きく、暗紫色を帯びた白い乳頭状小突起の皺ある
開口部は広く中のようすがわかります
萼裂片表面には短毛が生え、萼裂片の基部より暗紫色を帯びる
萼筒は円錐形、ノドは強く括れる
子房の位置は上位である
葯と柱頭は近い位置にある
花柱に紫点模様あり、角状付属突起は短い
※柱頭、葯、花糸、花柱のようす
柱頭は覆い被さるように付いている
内部の格子状縦横隆起のようす
縦隆起の数はおよそ30本で、横隆起はかなり乱れている