またひとつの節目を迎えたので更新を。

一昨日で年内の授業が全て終わって、昨日から冬休みに入った。

今年も残すところ後10日ほど。早すぎる…。

1年をふり返る記事はまた近いうちに書くとして、12月の大学生活について少し。





なんでだろうね、今月上旬は何故か何をしても駄目な日々で。

とにかく自分に自信が持てなくなっていた。



その大きな理由は、やっぱり言葉。

3ヶ月もうここに住んでいるのに、俺の喋るドイツ語は全然伸びてる気がしない。

相変わらず文法はメチャクチャ。

「よく喋れるね」っていろんな人に言われるけれど、その言葉すら辛かった。


何が出来るかとか考えて、毎日ドイツ語で日記を書き始めた。
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俺って性格がせっかち過ぎるところがあるから、こう、長いスパンせ物を見るってことが苦手なのかな。昨日喋れなくて今日いきなりペラペラになる訳無いのにね。


毎日の努力は勿論必要だけれど、言葉は慣れだ。自分で自分の事は長い目で見てやろう。



そう思えてからは気が随分と軽くなって、また今までのように日々が楽しめるようになった。本当のところ俺は喋れないわけじゃないしね。





そして本業、指揮の話。

今月は短い期間で難曲が沢山で中々大変だったよ。


ドビュッシー:牧神の午後による前奏曲

ワーグナー:序曲「トリスタンとイゾルデ」

ストラヴィンスキー:12の楽器のためのコンチェルティーノ

ストラヴィンスキー:兵士の物語(全楽章)


鬼のような4曲。



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一昨日には室内楽版(師匠アレンジによる)でドビュッシー、ワーグナーを振らせてもらった。ワーグナーは特に難しかったな、和声進行が彼独自のものだからもう少し慣れるのに時間が必要だった。

ドビュッシーの和声は付加音が多いだけで、意外と進行は単純だったりする。どちらも前衛的だけれど全く違った性格に聴こえるのは曲の骨組が違うからなんだろうな。





振ることに関しての課題は、まだ「オケを振る事が特別」だってこと。


もう指揮を勉強し始めて早5年になるけれど、今でもオケを振るってことは本当に特別で。

まあ多少は慣れてきているけれど、今だに足が震えることもたまにある。

余裕が出てこないと、冷静に聴き分ける事は中々簡単じゃないね。

せっかく毎月オケを振らせてもらえてるんだ。今は慣れるための時間なんだろう。

特別な事が当たり前に成り下がって、ようやくそこから色々始まるんだろうなって、最近は本当にそう思っている。




さーて、この冬休みは色々とやりたい事に没頭出来そうだ。

今まで日本での年末は本番三昧でめちゃくちゃ忙しかったからね。

今年はもう大きい予定は何も無し!

本を読もう。

勉強しよう。

作曲しよう。

映画を観よう。

料理もしよう。

ヴァイオリンも練習しよう。


楽しくのーーんびり過ごそう!!

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(冬休みって書きたかった)