奥只見湖には、
数回行ったことがあります
只見川の流れをダムにして
発電のためのダム湖です
突堤の半分から向こうは
福島県の檜枝岐村です
夫婦で尾瀬が好きなので
遊覧船の乗り場に「尾瀬口」という
沼山峠へつながるル－トがあり
知りたいと思う気持ちがありました
濃い黄色に染まる木は
爪楊枝になる「クロモジ」という木です
雨がジャカジャカ
でも、紅葉の景色が美しかったこと！
最高の見頃でした
枯葉を巻きこむ船の波
知らない同士でも
なんと無く乗り合わせたことで
遊覧船の中には
穏やかな空気が流れていました
妻が、突然不機嫌になりました
前に座る男性が、
何かを話しかけてきたようです
「スマホで喋らないで、って言っても
私、スマホは持ってきて無いんです
それに、主人は、
離れて向こうで写真を撮っているので
私は喋る相手もおりません」
大事になってもいけないので
僕は近づきませんでした
その男性は、
謝りもせず向きを変えました
それ以来、妻は沈み込んでいました
私って、
そういう人間に思われたのかしら
ただ、景色を眺めていただけなのに。
思い詰めるほどのこととは
考えられないのに
妻は、元気になれません
話し相手にもなってくれません
しばらく、そっとしてやってやれや！
親父も気づいたようです
遊覧船を下りると
綺麗な山の花が咲いておりました
天気が少しずつ晴れていきます
薄ぼんやりした陽
遊覧船に乗らなければ良かった
と思います
妻は、10日ほど様子が変なままでした
だけど、前のおじちゃん
なんで、そんなことを言ったのだろう？
一人でいる女性に
話しかけるきっかけにしたのかも？
スマホを持ってこない人はいない？
話しかけられた。
注意をされた。
そんな些細なことに悩む方が変？
僕も、妻の性格が分からなくなりました
日光の神橋だよ！
観光サイトからお借りした写真を
妻のPCに送りました
少しずつ回復しましたが、
まだ元通りの妻には
戻っておりません
人に注意するからには
キチンと実態を把握してからに～
妻のように、
半月も塞ぎ込んでしまう
人もいるのです
相手の人の考えも分かりません
2～3キロ痩せてしまった妻に
考えすぎだ！
と言う勇気はありません
人は傷つきやすい生きものだ！
綺麗だった新潟県
これから先
新潟県に妻が行かれるかどうか、
わかりません
たった一言
スマホで喋らないで～
そんなに傷つく人間がいるかどうか？
その人は
そんなことを
考えもしないのかもしれません？