2018/9/3夕方

いよいよ私の子宮体がんの手術が始まりました。

 

何時間経ったでしょう。予定は2時間くらいと聞いていました。

妹が私を呼ぶ声に意識が戻りました。

「終わったよ」と声をかけてくれて、顔を見て安堵しながら、また眠りにつきました。

 

妹は私のガンも見せてもらったそうですが、私としてはガンは黒いものかと思っていました。実際は白かったそうです。そのまま病理検査

へ出してもらっています。

 

完全に意識が戻ったのは20時台だったと思います。

スカッとさやわかに目が覚めました。

 

目が覚めてまず思った事は、お腹に痛みがほとんどなかった事。お腹を切ってるのに、普通に寝返りが打てそうなくらい。 

すごいおねがい 硬膜外麻酔をやってもらって、本当に良かった。

 

次に思った事は、この部屋に朝までいなくてはいけないんだ。

という事。         チーン

 

閉所恐怖症で時々パニック発作(過呼吸)を起こす私は、手術中は意識がないから狭い部屋でも余裕と思っていましたが、麻酔から覚めた後の事をあまり深く考えていませんでした。

 

足には血栓防止のための空気圧迫マッサージ器が巻かれ、苦手な

仰向け状態のままでいなければならず、眠るに眠れない・・・

少し頭をずらして体を横にするもうまくできず、不安は増すばかり。

 

閉所恐怖症でパニック発作持ちのことを看護師さんに話し、まず圧迫感のある、口につけている酸素マスクをはずしてくれるようお願いするも、「全身麻酔の後なので、朝まではつけるように指示されていますので」と却下。

 

過呼吸を起こさないように薬を飲ませて欲しいとお願いするも、「朝までお水は飲めません」と却下。

 

それならば窓を少し開けてもらえないかとお願いするも、「窓は開けることができません」とまたまた却下。

 

まだ20時台なのに、私は朝までどうやって過ごせば良いのでしょう。

残っている麻酔のせいか、時々眠っているのが分かります。目が覚めた瞬間はとても気持ちが良いのですが、正気に戻った途端、恐怖の波が押し寄せてきます。 

 

さっきから10分しか経っていない・・・・・・・      チーン

 

ここで過呼吸を起こしたらどうなってしまうんだろう。

「鎮静剤で朝まで気絶させて下さい。」と、真剣にお願いしたくても。そんな願い叶うはずもなく・・・  ただひたすら耐え忍びます。

 

どこからともなく聞こえてくる苦しそうな男性のうめき声、心電図の警告音。 もう、本当に頭がおかしくなりそうで、人生最大の苦痛の時でした。

 

酸素マスクと点滴をむしり取り、脱走しようと何度頭の中で思ったことか。でも、そんなことしたら死ぬチーン 大丈夫。大丈夫。深呼吸をして

とにかく耐えます。

(後で知った話ですが、私の同僚のお父様は、実行したそうです。

脱走は阻止されましたが、むしり取るまでは実行。)

 

時間が経つのがあまりにも遅いので、目の前にある時計を見ないように、ずっと目をつむっていました。

 

長い長い長い長い長い長い長い長い夜が明けたようで、小鳥の声が聞こえてきました。そっと目を開けてみると    笑い泣き明るい

 

やっと朝が来たんだ。

 

時計に目をやると、6:30  

9/4の6:30になっていました。

 

明けない夜はない・・・  

      

体勢がきついので、起き上がっても良いか看護師さんに聞いてみると、「起きて歯を軽く磨きますか」と、ベッドの頭を起こしてくれました。

 

やっと酸素マスクをはずしてもらえ、ベッド上で軽く歯磨きをしてから、血液が固まらないようにする注射を打ってもらったような記憶があります。(よく覚えていませんが、何か処置をしてくれたと思います。)

 

少し経つと、先生が来てくれてチュー

「いかがですか?」と聞いてくれましたので「閉所恐怖症で過呼吸が

起きそうで、お薬処方していただけませんか」とお願いしました。

 

「おおお、じゃあ早く部屋へ戻りましょう」 と、看護師さんに指示して

くれました。

 

今なら過呼吸が起きても、お水も飲めますし、薬を使える安堵感は

ありましたが、不安と恐怖で疲弊していました。

姉と妹が来てくれましたが、老婆がいるようだったと、後で話してい

ました。 髪はボサボサ顔は真っ青。だったそうです。

 

部屋へ早く戻してくれるって言ってたのに、待てど暮らせどお迎えは来ません。業を煮やして、何時ごろに部屋へ戻れるのか聞いてみると、10:00にお迎えが来るとのことでした。

 

結局来てくれたのは11:30ですけどね。

 

遅せえよムキー

 

心の中ではそう叫びましたが、看護師さん達は忙しいので💦

 

ベッドごと部屋へ運んでもらい部屋へ戻ると、妹と姉が窓を少し開けて待っていてくれました。おねがい

 

ようやく外とつながれる。安堵感でいっぱいでした。