参加者は、われわれ家族、不動産屋さん、解体業者さん、そしてビルダーの設計士さん(M氏)の計6人。
不動産屋さんというと、強面で無精ひげ、オールバックに色付きサングラス、紫色の大きめスーツという派手なイメージがあるが(不動産屋のみなさんごめんなさい、かなり大げさに言いました)、
我らの担当N氏は、そこにいる誰よりも真面目で、そこにいる誰よりも腰の低い人だった。
たぶん隣にいた身長76.9cmの娘より腰が低かった(なんつって、)
待ち合わせの時間に「1分遅れてすみません!」と息を切らせながら慌てて到着。
「1分」って・・・そんなフレーズ、初めて聞いたわ!!
ビルダーのM氏は、今日もポールスミスのおしゃれジャケットで登場。
業者さん達との名刺交換をスマートに済ませ、さっそく打ち合わせに入る。
隣地との境にあるコンクリート塀の基礎を残した上で、どの高さまで解体するかなど専門用語が飛び交い、我々トーシローには解らないことも多かったので、M氏が来てくれて本当に助かった。
不動産屋N氏の好意で、現存の家の2階から周囲の眺望を見せてもらえることになり、みんなで家の中へ。
中に入り、古い台所を見た瞬間、ふと家主がこの家で生活していた情景が浮かぶ。
もうかなり古くなった家だけど、もう来月には取り壊してしまうけど、きっと楽しい思い出がたくさん詰まっているんだろうなぁ、とやけにしみじみ。
壊してしまうのがちょっともったいない気がした。
ところで、気になる2階からの景色。
周辺でも高い地点にあるので、見晴らし良好。お向かいさんと「こんにちは、」してしまうような窓もなく、プラン通りにいけそうだ。
それにしてもまだ全然、私たちの家が建つイメージが沸かない。
更地になったら沸くのかな?
すこし切なく、すこし楽しみな解体です。
