こんな寒い夜はやっぱりお風呂にバブだよね、
そんでもって、その固形バブを手に乗せて、沈めたり浮かべたりしてひとしきり遊んだあと、溶けてなくなる瞬間をついつい見届けちゃうよね。いい歳して。
ってことはどうでもいいとして、
今回もまた工務店のこと。
(これからは「プロジェクトX」風にお伝えします)
・その工務店には、営業マンがいなかったー。
自社の家のすばらしさを語り、契約をとる営業マン。しかし、その工務店には必要ない。
だって営業しなくても、お客さんの方からやって来るんだもん。むしろ、年24棟しか作んないっつってるのに、じゃんじゃんばりばり依頼が入って困るから、完成見学会の回数を控えてるぐらいだもん。
確かに、オープンハウスに行って受付で電話番号とか書いたのに、電話ひとつかかってこない。
つまり、会社のみなさんは厳しいノルマに追われることもなく、のびのびお家づくりをしている(ように見える)。
社長の息子さんのM氏(38歳)に「営業ってしないんですね」って言ったら、「私たちはお家づくりしか出来ませんから・・・。」だって。もしや高倉 健?
なんたる無骨さ!
・その工務店には、住宅展示場がなかったー。
これはある意味、こちら側からすると困ったことでもある。
手がけた家を見られる機会は、2~3か月に一度、思いついたように開催されるオープンハウスしかないんだもの。
んもゥ、いけずゥ。
おかげで偶然、近所でその工務店の建築現場を見かけたから、施主でもないのに施主並みに(施主以上に?)、毎日のように進ちょく状況を見に行ってしまいましたよ、あたしゃ。
・その工務店は大人気だったー。
オープンハウスに行ってびっくらこいたのは、見学者の多さである。
大雨の日に行ったのに、んもう玄関に靴の置き場がないぐらい、わんさか人がいるんだもん。
こんな見学会、見たことナッスィング!
軽く行列ができて、入場制限するぐらいの勢いやった。
完成見学会によくある、
「来てくれたら500円分のクオカードあげるよ!」
とか
「フランクフルト焼くから食べてって!」とか
「おっ、お子さまだね!風船あげるよ!」
みたいなのが一切ないのに、この盛況ぶり。
みんな本気で、純粋にこの工務店が作ったお家を見たいと思って来てて、それも2~3か月待ちに待ったオープンハウス。
活気がないわけがない。
もちろん、近所の人で「あの家変わってるけど、中はどんな風になっているのかしら?ちょっと見てみましょい。」って人もいるんだろうけど。
・その工務店は、待ち遠しかったー。
M氏曰く、「いま申し込んでいただいても、完成まで1年半かかります。ごめんなさい・・・」とのこと。
着工してからもじっくり6か月かけて完成するうえに、そもそも着工してもらえるまでが順番待ち。
そりゃ少なくとも10回ぐらい話し合いをして、オーダーキッチンのツマミひとつから相談できるわけだ・・・
しかしこちとらマイホーム建設&入居を全くもって急いでいない。
娘が小学校に入るまでにって話してて、
その娘、まだ1歳で、最近歩けるようになったとこだもん。
全然オッケー牧場!
・・・以上、プロジェクトXにて熱くお伝えしたつもりである。
営業社員がいないのも、展示場がないのも、フランクフルトくれないのも、月2棟だけってしてるのも、それもこれもみんな余分なところにお金をかけず、時間はかかっても「いい家をつくりたい」という思いが表れてるんだな、しかし。
(ここへきて、やすきよ風にしてみた)
だからこそ、質はいいのに、内装も外装も漆喰使ってるのに、みんなに床暖房が付いてくるのに、大手HM並みの坪単価を実現しているのだっ!
はっはーん!やるな、おぬし!
なかなかのご相手を見つけてしまった。
あとはこちらの条件をお伝えして、お見合いを重ね、入籍届に判を押すだけだ!
むんっ。
長文御免!失礼いたす。
読んでくれてどうもありがとう。