　自閉症スペクトラムに該当するであろう私の特性なのだろうか。

『俯瞰意識についてー１』で書いたように、私は大変俯瞰意識が強い。

俯瞰意識を外した部分の私はというと、大変に幼児性が強い。

幼児というか、小学３～4年生くらいの男子だろうか。

ギャングエイジのように口が悪かったり、

変顔（特に白目）やベタな下ネタ（うんこだのちんこだの）でゲラゲラ笑う。

子どもと幼稚な喧嘩もする。

食いしん坊で目にしたものは食べたくなるし、食べ過ぎてお腹を壊したり、

アニメや漫画を見はじめたら止まらないし

宿題はギリギリまで後回しだ。

道に迷えばパニックになりエグエグと泣き、

大雨や大風に怯え、抱っこしてもらうことで安心感を得たりしている。

最近はドロケイ（あるいはケイドロ）やドッチボールにハマって

「ドロケイしようよ～」と言っては野山を駆け巡っている。

梅雨が明けたら川で遊びまくるのだろう。

Tシャツ短パンで小学生のように遊んで笑っている。

俯瞰意識の雰囲気とはかなりミスマッチで、

私の文章と先に出会った人からは違和感を伝えられる。

「もっとナイフみたいに尖った人かと思っていました」

「怖い人だと思っていました」といった感想ももらった。

会うと幼稚でドジでぼんやりした生き物だ。

　今書いている文章は俯瞰意識からの自身を観察したものなのだが、

この幼稚な自身と俯瞰した自身との関係性についても

考えたり実験したりしてみている。

当初の関係はその大きな違いから、

幼稚な私は俯瞰の私の言葉を『賢いおじさんの言葉』のように聞いていた。

幼稚な私におじさんは声かけする。

「それは今やることかな？」「焦ってる？焦る必要はないよ」

「この辛い気持ちも半年後には無くなっているよ」などなど。

日々サポートしてもらっている。

今はおじさんというキャラクタいーからは変化して、

自身の俯瞰意識としてみている。

二つを切り離してみる実験もしたが、

完全に切り離すことなど無理で、

今はどちらも私なのだと分かっている（腑には落ちていないかも）。

幼稚な私は体感を伴っているが、俯瞰の私には体感はない。

幼稚な私は言葉を知っているが、俯瞰の私には言葉はない。

いったりきたりしながら、言語化したり、体感を緩めたり、

協力しあっているように思う。

幼稚さが高いほど、俯瞰が高いのだろうか。

成熟していたならば、俯瞰の助けはそう要らないのかもしれない。

そのような関係性がもしかしたらあるのかもしれない。

俯瞰意識のガイドがあるからこそ、幼稚でいられるのだろう。

ただ幼稚なだけだったら大変生きづらい。

幼児性の高い方の私は成長していくのだろうか。

今のところあまりその傾向は見られない。

80歳になってもうんことか言って笑っているのだろうか。

50歳になってもうんことか言って笑っている女性だってレアであろう。

人に俯瞰意識をススメているが、幼児から大人に成長し、

色々要らないものを身につけていると、俯瞰が育ちにくいかもしれない。

そしてもしも幼児性が必要なのであるならば、

手放しでススめることはできないのかもしれない。

でもススメたい。

その方が一緒にドロケイできそうだからであろう。

俯瞰意識は幼稚な私の願いを叶えるためにあり、

俯瞰意識が前に出で何かしたいということは起こり得ない。

体感がないのだから。

俯瞰意識が全力で叶えようとしている、幼稚な私の願いとはなんだろうか。

みんなとドロケイすることだろうか。それもある。

それでしかないのかもしれない。

シンプルに皆と笑って遊んでいたいのだろう。

しかし、多くの人は忙しく、ストレスを抱え、

自己も他者も否定し制限をかけ、

寝不足の休息不足の運動不足だ。

そんな人にまともな思考も感覚も期待はできない。

ちっとも遊べないし、一緒にいても面白くない。

自身を大切にしていない人は、あらゆるものを大切にしない。

そうして自分も他者も環境も大切にされず、破壊が進んでいる。

愚かでしかない。

「愚かな」と、よく自身にも世界にも言っている。

愚かでない者とは、遊び楽しんでいる者なのだろう。

今日の私の幼児性を持った肉体は、ぐずぐずと甘えたがっている。

それを俯瞰意識で覆っているような今だ。

俯瞰意識を発動させなければぐずぐずと泣いているのであろう。

原因はホルモンバランスか低気圧か分からないが、

肉体と俯瞰をいったりきたりしながらバランスを取っている。

何か美味しいものだとか楽しいものだとかを与えてあげようと思っている。

俯瞰意識に文章をつづらせることで、

ぐずぐずに引っ込んでいてもらっているのだ。

常に自分を見守ってくれている存在がいるような、

そんな心強い感じなのだ。

特に結論のある文章ではないのだが、最後に、

俯瞰をススメるに当たって、同時に幼児性もオススメしてみる。

ドロケイをし、野山を駆け、川に流されて童心を掘り起こそう。

愚か者から遊び人になろう。ドロケイをしよう。

幼児性とは、限りなく余計なものがついていない純粋なものだとも言える。

ドロケイをすれば、あなたも純粋性を持てる。

俯瞰意識を手に入れやすくなる。かもしれない。

まずはドロケイをしよう。

『すべてはベストなタイミングで用意されている』

自身の幼児性について