皆さん。今日もあおいに会いに来ていただいて、ありがとうございます(*^^*)
先日、セキセイインコの病気の第一弾として、PBFDを取り上げましたが、今回は、多分インコを飼っている人からしたらもっと良く耳にする病気を取り上げたいと思います。
前回同様、あくまでも素人知識ですが、参考になればと思います。
多分、インコを飼っている人のうちの何割かは、うちの子もメガバクに感染していたって人がいるかと思います。
この病気は、昔からあったようですが、当初は細菌感染が原因ではないかと思われ、巨大細菌を基にした名前「メガバクテリア症」と言われるようになったそうです。
ところが、2000年になり、細菌ではなく真菌が原因の病気であることが判明し、AGY(Avian Gastric Yeast)と言われるようになったそうです。
このメガバク・・・真菌の感染そのものはオウム目、スズメ目、キジ目など多くの鳥さんに報告があるのですが、病害が出る種は少ないのです。
この真菌に感染し、重篤な症状が出てしまうのは、飼い鳥さんではセキセイインコ、マメルリハ、カナリア、キンカチョウなどだそうです。
オカメインコなどでは、幼鳥や若鳥の免疫が低い子は症状が出る子もいるようですがセキセイインコほどは多くないようです。(もちろんどの種類でも、重大な免疫低下を起こす場合もあるので、注意するに越したことはありません)
海外では、セキセイインコの真菌の保有率は27~64%ほどだそうですが、国内では正式な調査はされていません。
ただ、近年はメガバクに感染していない雛の方が珍しいほど、蔓延してきていると思われます。
原因は、PBFD同様、ペットショップ内で感染することが多いからだと思います。
ちなみに、あおいは幸いにもAGYにも感染していませんでした。
主治医の先生にも驚かれたほど、健康な子です。
あおいがうちに来た頃は、まだあおいの行っている病院もできておらず、この辺に鳥さんを見てくれる病院もなかったので、お迎え検診はできませんでした。
なので、初めてAGYを知った時、「感染していたらどうしよう」という不安でいっぱいでした。
初めて病院で検査し、AGYのない子だと知った時の安堵は今も忘れません。
ほとんどの感染は、垂直感染といい、親鳥さんからの感染です。
発症は、宿主の免疫力によって左右されるので、場合によっては一生発症しない子も存在します。
また、それとは別に病状が緩やかで持続的に起こる慢性型、ある日急激に症状が起こる急性型もあります。
メガバクテリア<マクロラブダス>は、胃に障害が起こり、胃炎症状を、消化不良を起こします。
そして、胃潰瘍、胃出血、胃穿孔がおこることもあります。
吐き気、嘔吐、食欲不良をおこし、膨羽、前傾姿勢など体調が悪い時の症状を見せます。
胃炎が慢性化すると、真菌を退治できても、症状が慢性化しているため継続されることもあります。
場合によっては、食欲があるのにやせていくということもあり、その場合には飼い主さんが末期になるまで気づかないこともあります。
見慣れた先生なら、顕微鏡での識別ができますので、検査してもらえばわかります。
メガバクテリアは真菌なので、抗真菌剤が効果を発します。
通常は、安全性の高い抗真菌薬で治療をしますが、最近では耐性菌ができたので、その場合には、別の真菌剤を用いることになります。
この病気は、PBFDと違い、発症前に早めに発見することで治療することが可能です。
なるべく早めに検査をし、菌が発見された段階で抗真菌薬を処方され、投薬、再検査し、菌が無くなっていれば治療終了です。
病気には、予防医学という考え方があり、病気になってから治療をするのではなく、病気にならないようにしていくということです。
できる限りは、1歳以下のインコはあまり連れまわして他所のインコと接触させない方が無難です。
後は毎日の観察と、免疫を高めること。
ほとんどの人は、最近では病院で検診を受けることは行っていると思いますが、まだの方は、そのう検査と糞便検査だけでもしてもらった方が安心ですよ(*^^*)
これは、あおいの羽入れです。
集めた羽は何せ8年分・・・こんなものじゃありません。
他の容器にもたくさんあります。
何のために・・・なんて理由はないですが、結構集めている方多いんじゃないですか?
今日購入した「うちのインコ」という本に、インコの飼い主あるあるが書かれていて、その中にもありました(^▽^;)
この本は、飼育書でもないし、特に参考になることが書かれているわけではないのですが、インコあるあるとインコの飼い主あるあるが書かれています(*^^*)
例えば、「新鮮な野菜はインコに、余りは私に」だとか、「おとなしい時ほど、こっそり悪さをしている」だとか・・・。
心当たりありますよね(^▽^;)
でも、実は一番あるあるだと思ったのが
よそのインコをほめながら、実は「うちの子の方がかわいい」と内心思っている
・・ということです。
ええ、親ばかですとも(^◇^)
かくいう、私もそうですが。
私は個人的に、「親ばかな飼い主」さんが好きです。
親ばかってことは愛情があふれているってことで、そのお家に飼われている子は幸せなんだろうなってわかるからです。
親ばか万歳(≧▽≦)
とりとめもないですが、今日の野鳥。
藪の中にいた鳥さん・・・。
アオジさんかな?
先日教えていただきました。
今日は、この2枚しかないのです。何せ、バッテリー切れになっていまして…写真が撮れませんでした(^▽^;)
おまぬけな話ですね((+_+))
なので、最後はこの子で。
鳥さんの病気を調べていた時期、たくさんの闘病記も拝見しました。
どの子も、一生懸命に生きて、飼い主さんも一生懸命にそれをサポートしました。
でも、中には残念な結果の子もいます。
それでも、みなさんがブログなどで記事にするのは、もちろん自分の子の記録としてもあるでしょうが、同じ思いをする方を減らしたいだとか、同じ思いをしている方への参考になれば・・・というのが多いです。
こうしていろんな方が、自分の経験を残してくれていること・・・無駄にはならないように、今後に生かしていきたいと思います。
あおいのみならず、どうかみなさんの愛鳥が健康で楽しく、種としての寿命をまっとうできますように(^^)