たまに思い出したようにアクセス解析の「検索ワード」を見ると、病気についてだったり、ヨードや日光浴について検索してきた方がいることに気づく。
そういえば、最近は「豆知識」っぽいものは書いてないな・・・。
PBFDだったり、毛引きだったり・・そういうワードで来る人を見ると参考になることが書けるといいのだけれど、正直この2つは難しい。
あおいはなったことのない病気であるし、あおいでなくても経験がない。
しかも、「PBFD」については今だ決定的な治療法というのはない。
しいて言うなら、早期発見と鳥さんの免疫力や体力、後はいいお医者さんにめぐりあうこと・・ぐらいか。
一番大事なのは「早期発見」。
これはどの病気にも言えることだけれど、「急性」の病気でない限り、いかに早く病気に気づくかが命を守るためには大切になると思う。
早めに気づけばまだ本鳥に体力があるうちに治療ができたり、悪化する前に食い止められる可能性があるから・・・なので、「いつもと違う」ことに気づくことが大切だと思う。
「いつも」を知っておくことも同じように大切だと思う。
また「毛引き」についてだけれど、これも難しい・・・。ストレスや何かの病気から来る場合もあるけれど、原因不明のものも多く、たとえストレスが原因だったとしても、言葉で意思を伝えられない鳥さんの場合、それに気づけないこともある。
それに、大元を改善したつもりでも、「癖」になってしまうこともある。
なので、検索してきていただいた方には申し訳ないのだけれど、この2つについてはかかりつけのお医者様に相談するのが一番いいかと思います<(_ _)>
さて、長すぎる前置きはおいて、今日は「換羽」の話を。
と言っても、ほとんどのみなさんは知っているんですけどね(^▽^;)
鳥さんの羽毛は主に「タンパク質」からできています。その量は体重の約10%になり、セキセイインコだと2000~3000枚の羽毛があるそうです。
もともとは野生に生きるためなのか、背中の色が濃く、上から見たとき地上や森との区別が付きにくく、逆におなかか周りの色は淡く、これは下から見たときに空と同化しやすいようにだそうです。
この羽が生え代わることを「換羽」といいます。つうじょう、定期的に起こり、羽毛が古くなり撥水性などが悪くなるのを防ぐためだそうです。
初めに固いさやに包まれた綿羽が生え、それによって作られた羽包から、さやに包まれた正羽が生えて、棒状羽毛(筆毛)になります。
この筆毛は傷つけると、軸動脈からの出血が起こり、この出血はストロー状構造になった羽のため止まりにくく大量出血になるので、くれぐれも傷つけないようにしてください。
筆毛がきれいにさやが取れると、中の羽枝が開いて、渇くと羽状になります。
これが「換羽」の流れです。
換羽は、季節、産卵、湿度、栄養、種、性などの条件により左右され、生殖腺や甲状腺などの内分泌の働きによっておこるそうです。
普通は年に最低でも1回、多くの場合は2回の換羽があります。
大体繁殖期終了後に始まるのですが、正常に換羽が行われない場合は、「光周期異常」や「内分泌疾患」が疑われます。
羽の原料が「タンパク質」なので、羽毛が発育中は、体の代謝が30%増加します。
そのために栄養がいつもよりも必要となり、特にたんぱく質は倍量必要になります。
また、ストレスがこの時期に増大すると、免疫低下になることもあり、感染しやすくなったり、臓器に負担がかかるので、基礎疾患になりやすくなります。
この時期はダイエットなどをさせている子も、一時中断し、栄養をとらせてあげてください。
換羽の重さは個体差・年齢差もあります。
今は、ネクトンBIOのようなサプリもあるので、昔の子よりは恵まれているのかもしれませんけどね(^^)
へーそうだったんでしゅね
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
今はひとつも予約投稿ができていないので、初心にかえったつもりで毎日記事を書いているのですが、明日は何を書こうかな・・・?
あおい「心の俳句」