そばにおってくれんと  認知症とある夫婦の物語

橋本康男さん 70歳 明美さん67歳

3年前67歳の時アルツハイマー型認知症と診断されました

今、物忘れなどの症状に加え何をしたら良いか判断する力が低下し始めています

時には2人で近くのジムに通う

あと、1分!頑張って!

過って県庁の幹部として忙しくてました

スキー場で出会った2人は46年前に結婚

2人の子供を育ててきました

官庁で国際部長まで手がけてきました

退職後も外国の政府職員に向けた研修を行い国際交流に力を注いで来ました

「過って深夜まで籠っていた書斎」認知症になってから

自分からは入らないですね、あんまり....

几帳面だった康男さんの書斎 キチンと分類分けされてます

自分の持っているものを見て欲しいとか、見てもらえるって言うのは

存在していると言うこと、まだ生きてるよって感じられるのがありますね

一生懸命頑張ろうねって言い続けてくれる人が居れば...😅💦

近くに住む娘さんが時おり訪ねて来て康男さんを外に連れ出してくれます

娘は私の気持ちを言わなくても分かってくれる感じで温かい目で見てくれる

ありがたいと思っています。

色んな事が出来なくなって、イラッつとしたりするんで

それが抑えられるようにしたい。

七夕飾りの短冊に康男さん~大好きだよ(^^♪

明美さん~いつも仲良くできるように(*'▽')

自分は役に立つてないと思われるの一番辛いことです。

 

2人は認知症の人とその家族が集まる会に参加しました

 

長年診療に携わる医師が家族に向けて語り始めます。

『あなたは病気になったんだからもう辞めてください』と言われ梯子を外され

やることがなくなって自信を失ってしまった方々も知っています。

これから先、得体の知れない先が待っていると思うこと

それがいちばん大きな不安、しかもそれが人間に

とっていちばん大きな恐怖なんです。

私はこの先どうなっていくの?

と言う不安にはいろんな課題としてあります。

 

だけどあなたはまだ大丈夫と言ってあげるのが

とても大事だと思っています。

 

明美さんも康男さんも真剣に先生の言葉に聞き入ってました

そして明美さん『あなたは大丈夫』と口ずさみながら

ノートに書き込みます。その様子を側で見てた

康男さんの表情が忘れられません。

明美さん感動したのでしょうね、ハンカチで目頭抑えてました。

 

医学が発展し益々寿命は伸びると同時に認知症は

その先に忍びよる共通の恐怖ですね。