落ちこぼれアシスタントだと気づくまでには時間はかかりませんでした。


同期の子がすぐに理解出来ることでも、専門学生時代に続いてすぐに理解出来ない。
時間よりも、技術を入念にしすぎてのろまになってしまう。
臨機応変に対応できない。
営業トークができない。
自分なんかに色々聞かれて嫌じゃないかと気にするあまり喋れない。

怖そうなお客さんにはどう接していいかわからない。
これに関しては、 無意識にでも人を選んでしまう時点でだめだめです。


できないことで、どんどん自信がなくなっていく・・・。
やらなくなっていく。
色々なことが悪循環でした。


幸いお客さんが良い方が多く、助けられることはたくさんありました。
いつも、最後にやめる時はスタッフよりもお客さんとの別れが名残惜しかったです。
それほど、優しい方々に可愛がってもらっていたような気がします。


ただ、技術も中途半端。
新しい職場ではうまく自分を出せない。
お客さんとの話し方がわからなくなる。
スタート地点に戻ることの繰り返しで、本当に何をやっているんだろう。
何がやりたいんだろう。

正直、未だに思っています。
本当にこの道でいいのだろうか。