キングオブコメディの高橋健一さんが、所属事務所である人力舎を解雇されたというニュースがありました。
また、この事件を巡る色々な方のコメントも報道されています。

その中でも一番注目されていたのが伊集院光さんです。
伊集院さんは、2007年の痴漢事件の際に、「職業柄、目を見てしゃべった上で人を見る目はあると思う」と述べ、「高橋はそういうことをするやつだとはとても思えない」と話していました。
私は、ちょうど伊集院さんがこれを話しているラジオの生放送を聞いていました。伊集院さんの他にも、複数の芸人さんが嘆願書を出したり示談金を集めたということも話していたように記憶しています。
その結果、おそらく被害者と示談をして不起訴処分になったと思われます。

当時、高橋さんを擁護していた伊集院さんが、今回の窃盗事件についてどうコメントするかは、伊集院さんやキンコメのファン以外にも注目されていたと思います。
12月29日放送の伊集院光の深夜の馬鹿力の冒頭で、「今この現状で振り返れば、とてもみっともなくて間抜けで恥ずかしくて反省すべきことになっています。」と話していました。

伊集院さんが真っ向から過去の自分の行いを謝罪したことは潔いと思います。
「私も高橋さんに騙された一人」と被害者の立場で話すことや、「窃盗はわからないが、痴漢はしていないと思った」ということも可能だったと思いますが、しっかり事実を受け止め、いろいろな立場の人がいることに配慮し言葉を選びながら過去の判断を間違ったと述べたことが、さすが伊集院さんと感じさせるコメントでした。

過去に高橋さんを擁護した伊集院さんを非難する方もいるようですが、それは自分の友人や家族を信じること自体を非難することであって、また違った問題なのかと思います。

過去のブログでも書きましたが、高橋さんは執行猶予となってすぐに社会復帰することになります。
高橋さんが、同じ過ちを繰り返さないためには、身近で支えてくれる仲間の存在が必須です。
痴漢事件の際に、高橋さんを助けた仲間の方たちは、是非ともこれからも支えてあげてほしいと思います。