塩村文夏議員へのヤジ問題に見る日本社会のこれからの課題 | LIFE IS HAPPY

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10歳年下夫との笑い溢れる日々

6/18 東京都議会の本会議で塩村文夏議員に対し、都議会自民党の鈴木章浩議員が「早く結婚した方がいい」と女性蔑視の”ヤジ”を浴びせた事件が毎日大きく取沙汰されていますね。

 

 

結婚相談業を営み、自身も子育てをしつつ、さらに不妊治療を体験し、女性の結婚・出産についての『悩み』のまさに最前線にいる私には、この一連の報道や自民党などの対応に対していろいろ思うところがありすぎます。
 
鈴木章浩議員がした発言と特定するまでの、都議会 自民党 吉原 修 幹事長の発言・・

「(自民党)『らしい』と言われても臆測の話で言われても困る。ヤジは『議会の華』と言われるが、品位がないヤジはどうしようもない」
 
私はこの吉原 修 幹事長の発言自体に、そもそも ”違和感” を感じました。
 
この発言だけを額面どおり受け取ると
「まあその発言の内容はしかるべきだが、そこでそういう言い方をしちゃいけないだろう」
としか思っていないように聞こえます。
 
今回のことは”セクハラ”だとか、”品位のないヤジ”だとかそういう一言で片づけられる問題なのでしょうか?

 
結婚したくてもできない社会背景、結婚はしたけど子供を産みにくい社会環境、結婚せずに子供を産むことが難しい日本社会、出産しようと思った時には遅かったという現実問題など様々な背景を考えずして、それを女性の責任だけにとどめてしまう古い考え方。
 
 
政治家がその背景を考えずにうっかり発言してしまような現代の日本。
 
「出来ちゃった結婚は順番が違う」「未婚の母だと後ろ指刺される」
というような今までの古いモラルがあるからこそ、上記のようなヤジが飛ぶのです。
 
 
2010年12月17日に閣議決定した「第3次男女共同参画基本計画」では
「子どもを持つか持たないか、いつ持つか、何人持つかを決める自由」ということを男女共同参画社会の前提となる女性の基本的な権利としています。
 
それを踏まえていれば上記のような発言も出ないのでしょうが、だからと言って、私が思うにそれが「女性の権利だから好きにしていいよ」ということでは、今後の日本を良くするための何の問題解決にもならないと思います。
 
☆☆~~
 
女性軽視でも女性差別の発言でもなく、「卵子には限りがあります」
 
そしてその”限り”も年齢に比例するわけではなく、一人一人違うのです。
                                      
                                       ☆☆~~
 
もし人生のどこかで出産を考えるにあたって、その現実を知らずしてタイミングを正しく選択することはできません。

 
それには、小学校・中学校~家庭での性教育で「避妊」「古いモラル」ばかりを伝える教育を撤廃し、女性のカラダの『本質』を伝えた上で、考え、行動することを促し、カタチにとらわれるのではなく、いろんな選択肢ができる社会を作り上げていくことがこれからの日本の課題なのではないでしょうか?
 
それにはきちんとした知識を女性だけでなく、男性にも、いいえ社会全体に浸透させるための早期(小中学校)からの「教育改革」が必須です。
 
それを訴えていくために私は 今後
女性のカラダの本質を伝え、なおかつ今自分がどういう状況なのかを知った上で

「いつ、何のために、誰のために、何をどうしたいのか」を考え、自分の人生において結婚、出産を後悔のないように選択できる女性になってもらうためのセミナーなど啓蒙活動に力を入れていこうと思っています。

☆☆~~
 

 

--------婚外子が一番少ない国日本
 
これからは「何が正しい」とか「何が一番の幸せか」は社会が決めることではなく、自分がしっかりとした知識と社会の一員として自覚をもって考えていく時代です。
 
夫婦が未婚のカップルが、たとえどんなカタチの選択をしたとしても、子供を産み育てやすい社会を作るべく、様々な角度からの制度の見直しをすすめていけるような土俵を作るのが本当の政治家のあるべき姿なのではないかと思います。
 
☆☆~~
 
思うことが沢山有りすぎてまとまりのない文章になりましたが、今後のブログではリアルな私の不妊治療体験を通し、今表面にでてこない女性の本音をお届けしていくことで今私ができる社会責任を果たしていけたらと思っています。
 
本日はとっても固いブログになってしましましたが、女性の方とのカウンセリングはとてもフランクにお話しさせていただいています。
皆さんいろんな家庭に育ち、いろんな価値観を植え付けられ苦しんでいる方も多いです。

もし 「なかなか人に言えないけど私になら話したい。」
そう思っていただけたら  ウルオイ・カウンセリング  へ

いつでも女性の味方・実体験に基づいたウルオイライフカウンセラー葵でしたバラ