今年の夏至祭は、友達ファミリーとKeminmaaで過ごすことになった。
ロヴァニエミとオウルの間に位置するKeminmaaは、
本当にのどかな町で、
ついこの間仕事でヘルシンキにいた私は、
心からくつろげる時間を必要としていたと思う。
大きなケミ川のほとりに座って、
きらきら眩しく光っている水面を
ただただ眺めていた。
なんて、豊かな気持ちになる時間だろう!
これは、フィルターなしで撮った写真。
午前0時の太陽。
この緯度だと、傾きはするけど、
やっぱり真っ暗にはならない。
トラクターで木の枝を積み上げて作られた、
巨大な夏至祭のかがり火。
もう何十年もここで、毎年燃やされているんだって。
そんな伝統を毎年のように見守ってきた地元の人たちのとなりで、
今年は私も眺めている。
2泊3日の短い滞在だったけど、
新たにたくさんのあたたかい人たちや
素敵な生き方に出合った。
ずっと同じところに留まっていると、
だんだん自分の世界に外壁ができてきてしまいがち。
でも、そこをちょっとでも脱出することで、
いくらでも、新しい世界と出合えるんだなと
そんなことを実感させてくれた
最高の夏至祭だった。