最高の夏至祭 | 青い光が見えたから - 16歳のフィンランド留学記

青い光が見えたから - 16歳のフィンランド留学記

「青い光が見えたから(講談社)」の筆者、高橋絵里香による
フィンランドの暮らしの記録。





今年の夏至祭は、友達ファミリーとKeminmaaで過ごすことになった。


ロヴァニエミとオウルの間に位置するKeminmaaは、

本当にのどかな町で、

ついこの間仕事でヘルシンキにいた私は、

心からくつろげる時間を必要としていたと思う。





大きなケミ川のほとりに座って、

きらきら眩しく光っている水面を

ただただ眺めていた。


なんて、豊かな気持ちになる時間だろう!





これは、フィルターなしで撮った写真。

午前0時の太陽。

この緯度だと、傾きはするけど、

やっぱり真っ暗にはならない。





トラクターで木の枝を積み上げて作られた、

巨大な夏至祭のかがり火。


もう何十年もここで、毎年燃やされているんだって。


そんな伝統を毎年のように見守ってきた地元の人たちのとなりで、

今年は私も眺めている。


2泊3日の短い滞在だったけど、

新たにたくさんのあたたかい人たちや

素敵な生き方に出合った。


ずっと同じところに留まっていると、

だんだん自分の世界に外壁ができてきてしまいがち。

でも、そこをちょっとでも脱出することで、

いくらでも、新しい世界と出合えるんだなと

そんなことを実感させてくれた


最高の夏至祭だった。



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