私の母は、すごいすごい晩婚で、すごいすごい高齢出産である!どうやら、少尉に似たような、帝国陸軍の若者と、生きて帰って来たら結婚する約束をしていたようである!しかし、その人は、帰ってこなかった!だから、母は、最初は、紅緒さんを見て、大笑いしていたのだが、途中から、少尉の顔を見て、見られなくなって布団をかぶって泣いていた!その人は、葬儀会社の息子で、その人と結婚していたら、母は、葬儀会社のおかみさんとなっていたと思う!かなりのハンサムだったらしく、まるで、トートじゃんと、思った!その後、母は、やはり、結婚相手は、ハンサムとこだわり、20回以上もお見舞いして、世話人の伯母を困らせたらしい!本当は、亡くなった帝国陸軍の若者が、忘れられなくて、本当は、結婚なんかしたくなかったのかもしれない!母は、その頃、尾道のしまずい薬局の事務員で、尾道から、隣の駅の三原まで、薬品を自転車に乗って配達していたらしい!すごい距離である!戦火の中を、海岸線の道を走って行き来していたらしい!