しみじみと、心に感じる、深い切なさがあった!歌舞伎役者になるために、捨て去られたというか、自ら身を退いた年上の女の深い情けを感じた!世の中、その恋に、執着するしがみつく人が多い中、本当の愛から、そっと姿を消して、相手の成功を陰ながら、応援する!なかなかあり得ないように見えて、歌舞伎役者と付き合う人には、このようなせつない人が多いと、推察し、しみじみとした、感動を覚えた!また、若い歌舞伎役者にも、本当の愛から、彼女の住む田舎町での興行を彼女に絶対観てほしいと、彼女の跡を探す姿に、純粋な真実の愛、若者らしい純粋な魂の美しさを感じた!なかなかあり得ないこんな純粋な若者の歌舞伎役者は、いないと思いながら、現実にもそうであればいいのにと、甘く美しく観客に想像させるせつなさが、この脚本には、ある!