こんにちは

あおいまいこです。



だいぶ旬の時期は外していますが笑


タイトルどおり

宮崎駿監督の映画

「君たちはどう生きるか」

その感想を書きたいがために

ブログを書いています!



映画館でゲットしたSwitch




気づけばもう2年弱書いてないブログ

この2年の間に

パパがドイツ行きを本気で考え会社をやめて

 


じゃあオイラが働くぜっっと

私は働いていたという

ほんと書くとそれだけの話で

 


でもってパパは

英語とドイツ語とポートフォリオ作りと

謎の筋トレに励み


どんどんマッチョになり

(ねぇその筋肉は必要??

 

屋上でたくさんの植物を育て(優雅かっ)

 

育てた植物を私のデスクに

そっと飾ってくれる謎の優しさを見せ

 

そしてなかなかドイツにも行かないので

屋上とデスク周りが花と森・・

(いやあの・・ありがとう・・でもなんか違うんだよな・・)

 


という

そんなこんなの2年間のことは

また書きたいのですが

 



ヤマトさんも元気です。



すこし前になりますが

宮崎駿監督の

「君たちをはどう生きるか」を観てきました。


 

とっても楽しみにしていたので

まず公開してすぐ観て

 

その時はぽか〜〜ん として

ただ圧倒されて終わり

 


駿が

「俺が知ってる世界の仕組み

 最後に言っておくぜっっ」

 

と駿の有り余る表現力を駆使し

見せてくれたものという

 

 

すっごっっ

やばっ

くらいの感想しか出てこず

 

 

じゃ伝えたからなっっ

 

あとはお前たちのお好きにどうぞ

 

圧倒的な表現と

若干突き放されたような気分で

帰ってきたのですが

 


それから日常のなかで

あれ?あのシーンって

もしかしてこういうことだったのかも?


あっっ

これってあのこと言ってたのかも

 

 

と思うことが度々あり

その確認のために最近最後にもう一度観て

 

 

私なりに感じたことがたくさんあったので

それを書きたくなりました。

 

 

 

観た人はたくさんいると思うけど

 

ストーリーは

舞台は戦時中の日本

主人公は一人の少年(真人/まひと君)

 


戦争中という時代

大切な母親を空襲の火事で亡くし

 

父親はその母親の妹と再婚し

そのお腹の中には父との赤ちゃんもいる

 

現実は勝手に流れていくけど


母親を亡くしてから

母を助けられなかった

火事の悪夢にうなされ続けて生きている少年


不幸で生きようと思えば

その理由はいくらでもある

 

この世界をあまり好きではない

そう言っていた少年

 

その新しい母親の家

(実母と義母の実家)

に引っ越し

 

その家の庭にある

古い廃墟の洋館

 

その洋館はあらゆる次元とつながる

次元移動の入り口のようなもので

 

自分が生きている現実

そのすぐそばに別の次元への入り口があって

そこにはあらゆる次元と繋がるドアがあって

 

その世界に迷い込んで少年が選んだものは??

 

というようなストーリー

(イヤその前にこのストーリーで合っているのかも謎!笑)

 

 

その迷い込んだ別次元の世界にも

現実世界で関係する人々と

姿形は違えど同一人物の人たちがいてね

 

 

そこは鳥種族が溢れ人間のように暮らしていて

見たものを餌としてすぐに食べようとし

 

地上で生まれ変わるための小さな魂を

大切に育てる女性と


その魂を食べることでしか

生きれないペリカン種族

 

 

それぞれが自分の正義で生きてる

 

 

どこかの視点で見たら

なにかが悪で

 

そこに不幸や残酷さを見つけようと思えば

いくらでも見つけられる

 

現世の縮図のような世界

 

 


どんな命も

誰かの視点からの正義と

誰かの視点からの悪意と

誰かの愛と

誰かのやさしさと

そんな中で生かされてる

 

 

 

その世界では

自分の大叔父が

 

『世界の均衡を保つため』

13個の積み木を積むという

 

次元の均衡を保つ

創造主的な仕事を担っていた

 


大叔父に自分の後継者として

 

『悪意のない新しい積み木で

 世界を創造し直すこと』

 


を託された少年

 

 

でも自分にも悪意があることを自覚し

ただ生きることを選ぶ

 



 

ナウシカの漫画でもそうだったな

 

賢く争わない正しい種族を創り

その種族を守るための奴隷として

人間たちは存在していた

 

でもナウシカはそれを壊した

 

 

君たちはどう生きるか

でもそう

 

 

主人公の少年はそれを断って

鳥種族の王がその積み木を壊した

 

 


『悪意のない世界』

 

 

『どこかにある理想の世界』

 

 

主人公の少年は

創造主を託され

それを断るときに言う

 

 

僕にも悪意があります。

帰って友達を作ります。

 

 

 

帰って幸せに生きるとか

夢を叶えるとか

そんなことではなく

 


友達を作る

 


その超現実的な答えが

なんか生きるってことそのものだな

とグッときた

 


 

 

正義も

悪意も

残酷さも

愛も

優しさも

ぐちゃぐちゃにあって

 


悪意のない世界など

どこにもなく

 


どこかの視点で見たら

何かは正義で

何かが悪で

 


不幸で生きようと思えば

その理由もいくらでも見つけられる

 



そこで

君たちはどう生きるのか

 

全て自分に委ねられてる

 

駿はその答えは教えてはくれないけれど

 

 

 


ラストシーンで

 

別次元では

巨大な人間のような姿で生きていた鳥たちが


現世のドアから出てきた時には

小さなただのインコになってて



主人公と義母に

鳥の糞を撒き散らし飛んで行った



 

「あら可愛い♡」

糞まみれでそう言って笑う二人

 


なんかその姿が

この世界で生きる

一つの駿のくれた答えのような気がした。


 

 


傷があっても

悪意があっても

糞にまみれても

 


皆がとこかで思ってる


『どこかにある理想の世界』じゃなく


『頭の中の悪夢』じゃなく


『どこかにいる本当はすごい私』


じゃない

 


清濁併せ持つこの世界で


清濁併せ持つ自分のまま




自分が感じたいことを

自分で選んで


生きたいように生きろ

 




そしてすることは

夢でも理想でも使命でもなく



『僕にも悪意があります

 帰って友達を作ります』

 

 

超現実的な

そんなこと

 

 



久々に書いたブログは

言葉が思うように出ず

むむむ〜〜

っとなりめっちゃ時間がかかりましたが

 



やっぱり自分の内側の何かを

両手ですくって出すような

この作業は苦しくも幸せな時間でした。

 

 

 

私も



『私にも悪意はあります

 帰って美味しいおでんを作ります』

 


ということで  (どういうこと?)



ずっとおでんが食べたかったので


今を幸せに生きるため

おでん作ります!笑

(はい大袈裟!)

 

 




みなさま素敵な週末を〜〜

 

 

 

 

世界は今日もうつくしい♡


あおいまいこ