76歳のアスリート

昨日はひなまつりでしたね

ヤマトさんは水遊びが好き

3年前くらいに
母が社交ダンスの世界大会で武道館で踊った
という記事を書いたのですが

前回は世界大会のエキシビジョン休憩タイムの出し物的な感じ

『夢にも思わなかった今日』週末日本武道館に行ってきましたでんっ社交ダンスの世界大会ぢんさんの武道館も、去年の２月だったな世界中からめっちゃうまい人たちが集まって踊る世界大会にアリーナ席…

ameblo.jp

今年は
海外から選手が来日できないので
全日本選手権という形で

日本のトップダンサー達の大会が武道館で開催されたのです

そしてそこに今年だけ

海外から選手が来日できないので
ブラインドダンス部門(視覚障がい者の方が踊る社交ダンス)も追加！

つまり今年はエキシビジョンではなく
選手として大会に出て武道館で踊れるわけなのです

母も優勝狙って練習していて
そしたら大会の前日

なんと骨折してしまいました

転んで足の指の付けから甲にかけて骨折。。

ダンスはつま先で立ってグッと重心を支えるので
ハイヒールを履いてつま先で踊るなんて到底不可能

なので皆で母をなぐさめていたのだが

私踊るわっ
だって人生できっと今が最後だから

と母が言い出した

なんだスラムダンクか？
断固桜木か？

オヤジの栄光時代ははいつだよ。。

オレは今なんだよ

か？

なので
皆で桜木母をバックアップすることにシフトし

テーピングの巻き方研究
痛み止め飲んでハイヒール履いてみると
大きめのやつなら履ける

うちのパパは
当日の送迎を担当

武道館の守衛さんに
「うちのアーチスト歩かせるわけにいかないんすよ」と
出来るだけドアの前まで車で入らせてもらうようにお願いして

(駐車場にはいれるのは予約者のみ)

武道館にアーチスト送るマネジャー気分で
完全にちょっと面白がってるよね

母はあの舞台で1曲踊れるだけでもいいって
言ってたけど

結果4部門に出て決勝にまで残ってた
結局8曲くらい踊ってる

ほんとに母の根性というか
腹が座った時の芯の強さには
いつも本当にびっくりする

私が子供の頃に見てた
遊び人のお父さんに泣かされてる
目が見えない可哀想なお母さんなんて

子供の私が作ったマボロシだった

本当はどこにもいなかったのだと
思い知る

もちろん
そういう出来事はあった

でも
出来事を経験した
ことと

そういう人である
ということは全く違うのだ

病気になったことがある人と
と
病人

は全く違う

いじめにあったことがある人
と
いじめられる人

は全く違う

ギャンブルも女遊びも激しかった父だから

嫁としては
傷ついたことも
泣いたことも
あっただろう

事実そんな母の姿を私も見たことある

でも

母は
傷つけれられる人でも
泣かされる人でも
弱い人でも

ない

母はいつも断固桜木たる自分の美意識の中で生き
父を自ら選び一緒にいるのだ
とある時わかってから
私の中での母の姿は全く変わった