今日は、司法修習の振り返り⑤(二回試験)について書きますね。

 

個人的には、司法試験より二回試験の方がきつかったです。一定程度の成績狙っていたためかもしれませんが。

二回試験落ちるわけないじゃん~っていう弁護士が実務修習地等でいると思いますが、二回試験の成績聞いてみるとよいでしょう。色々思うところがあると思います。

 

正確なことは正直覚えていないのですが、

入室可能時刻:9時30分

着席時刻:9時45分

試験開始時刻:10時20分

昼食時間:12時~13時

試験終了時刻:17時45分

これを5日間行います。

昼食時間中にも答案は書いてよいです。

 

私は、昼食時間が無駄だと思っていたので、寮の食堂で買ったおにぎり2個とおかずを朝に食べて、昼食は食べませんでした。

昼休みは買い物が一切できないので、朝にコンビニで買って持ち込むようにしましょう。

飲み物は、500ミリまで、ペットボトル等の蓋が閉まるもの、2本まで持ち込み可能だったと思います。

食べ物は匂いがきつくないものや食べやすいものであればなんでもよいでしょう。

試験中におやつも食べられますが、音の鳴るものは控えましょう。

二回試験ではないですが、ポテトチップスのようなものを食べている人がいて、頭がおかしいのかなとしか思えませんでした。うるさすぎて集中できなかった。

 

トイレは手を挙げていく感じです。

答案用紙、付箋、考試用紙か考査用紙(ただの白紙、監督員が何を言ったかわからなくて少しテンパりました)等は、前の方にあるので、手を挙げて取りにいきました。

 

答案が書け次第、お昼あたりから退出可能です。

17時30分ぐらいになると退出不可だった気がします。

私の席の近くの人達が、かなり早めに終わって毎回退席していました。

監督員と色々もめる人がいて、うるさくて迷惑でしたね。紐よこせ紐よこせおじさん、おわりましたーもっさりくんなど、いらいらしないように頑張りましょう。

監督員も監督員でアルバイトなのかわかりませんが、主任が大きな声で注意していてうるさかったですね、事前に確認しておいてほしい。というか試験中に怒らないで欲しい。

 

携帯等の電子機器類は、72期あたりとは違って、回収はされませんでした。

携帯鳴った人がいたのですが、不正行為とはなりませんでしたね。ゆるい。

 

寒かったり暑かったりするので、小さめのブランケットなど持っていくと良いと思います。

服装としては、スーツの人はほぼいないので、受けやすい恰好で行って大丈夫です。

ジャージとかで受けている人もいました。

帽子+ネックレス+サングラスなど、ヤンキーかぶれのような恰好をしている人もいましたが、恥ずかしいのでやめておいた方が良いと思います。

 

忘れてはいけない持ち物としては、受験票、筆記用具、時計ぐらいですかね。

 

出入口には体温チェックする機械が置いてあり、朝に入場する際に体温を測ります。

結構スムーズに入れます。

朝の入室時間が教室ごとに、4グループぐらいに分けられていて、入室まで待機する必要がありました。

待機する人も300人ぐらいおり、待機する場所が、研修所の大きな教室のようなところで換気もせず、待機する意味、コロナにかかろうキャンペーンでもやってるのかなという感じでした。

私は、待機しないぐらいの時間に向かってました。

帰りも帰りで待機時間があります。

4グループくらいに分けて、時間差で帰ります。

刑事弁護の試験だったと思うのですが、ほぼ全員が途中退出している状態で、19時まで待機していろという動きがありました。18時45分くらいで今回は例外として帰っていいですよとアナウンスされましたが、普通に考えてもっと早く帰れただろうとしか思えませんでした。

 

二回試験対策としては、A班、B班の集合修習の復習をするようにしましょう。

そして、余裕がある人は、各クールの実務修習中の即日起案等も復習する。

導入修習で配られるレジュメはよく復習するようにしておきましょう。導入修習でやることはすべてではないものの二回試験にも出ることだけは覚えておきましょう。

あとは、以下の記事に書いた白表紙はなんだかんだ何回も読みます。

優先順位としては、集合修習>白表紙・導入修習のレジュメ>即日起案等という感じですかね。

 

腱鞘炎にもなるので、ケアは早めに。

少しの失敗では落ちません。メンタル強く持ちましょう。

 

ちなみに、二回試験一発アウト事例といわれるのは、

 

【民裁】

訴訟物間違い(所有権に基づくか売買契約に基づくかなどはセーフだと思います。賃貸借契約に基づくを贈与契約に基づくとかのレベルで間違うと要件事実が全く異なりますのでアウトかと思います)

 

【民弁】

原告と被告の取り違え(主張することが全く違くなりますからね)

小問オール無視(救済程度の点数はあります)

 

【刑裁】

手続進行(第1分冊)に従わない(誘導に全く従わないということです。争点整理と異なること書いてことを書いても点は入りません)

被告人は虚偽供述の動機があるから被告人の供述は信用できないと書く(無罪推定どこいった)

 

【検察】

終局処分の考え方に従わない(犯罪の成否の欄で、実行行為の認定を3ステップで書かない答案は落ちる可能性が高いと思います)

重要な間接事実を拾っていない(指紋、DNA、防犯カメラ等)

公訴事実を全く書かない(採点官に対する挨拶、こんにちは)

※不起訴もあり得るので、不起訴裁定書の書き方も勉強しとこう。

 

【刑弁】

被告人の主張を無視する(無罪だよって言ってるのに、情状弁護しちゃだめだよ。被告人は正当防衛って言ってないかい、認めている事実を争うのは弁護士倫理的にどーなんだろね)

小問オール無視(民弁よりは点数多いような)

 

という感じです。

これらには注意しておきましょう。

集合修習、二回試験直前にもここらへんの記事また出します。

 

次回の記事は、寮のことについて書きますかねぇ、、、

二回試験でさらに付け加えること思い出したらまた書きます。

 

 

以上です。参考になれば幸いです。

読んでいただきありがとうございましたハリネズミ

 

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