23日の土曜日、快速「旧型客車かもしか」号で中央東線を駆け抜けた旧客編成。
明くる24日は快速「信濃大町駅100周年号」として大糸線へ入線でございます。
大糸線と言えば白馬駅以北がホームなあたしだけに、
文字通り信濃大町駅で折り返しとなれば出撃もちょっち考え物。
せめて白馬駅まで走ってくれたらなぁ・・・なんて言っても栓なきこと。
この日はあちこちであたし的に妙味あるネタがあって悩みに悩んだ末、
やっぱり暑くてアツい長野の夏臨を追おうってコトで大糸線へと出撃。
松本駅~信濃大町駅の間で“それなりに”画を作れる場所って言ったら、
以前3時間くらい周囲をうろちょろしてロケハンした「細萱ストレート」があるじゃない?
極寒のあの日あの時をムダにしないためにも、ここは1発、「細萱ストレート」に狙いを定めます。
まぁ、あの日は色々とごたごたあって、あまり良い思い出なっしんなんですケド、
今思えばムダじゃなかったってトコですかね?
EF64-1001 + 旧客3B + EF64-37
豊科 - 柏矢町
夏空の下、深緑に染まる田園地帯を「信濃大町駅100周年号」が駆け抜けて往きます。
この「細萱ストレート」、線路の東側には架線柱が立ってるし、
それじゃぁ西側はと言えば線路に並走する農道との間にはガードレール敷設されていて
撮り易いんだか撮り難いんだかある意味、難易度高めなポイント?
線路脇の夏草もすくすく育っていて難アリなのですけれど、敢えてこの場所でトライ。
最後尾のEF64-37号機が木立の影に隠れちゃうのも承知の上。
それでも広角砲使ってイメージに近い画が作れて良かったカナ?
EF64-1001 + 旧客3B + EF64-37
豊科 - 柏矢町
さすがに信濃大町駅からの折り返しを4時間待つ気になれませんでしたので、
EF64-37号機側は後打ちでお茶を濁す作戦だったのですけれど、
時間とともに北側の空は青空から一面雲で真っ白に・・・
慌てて構図を作りなおして空よりも水田を大きく取り込んでぱしゃり。
同じ場所、同じ時間なのに南側と北側でこんなにも空の表情が違っちゃってます。
しかもこの水田、まるっきり水が入ってなくて稲の周りは草だらけ。
田んぼなんだか牧草地なんだか判りませんね。
それでも列車の前後で雰囲気の違う画が作れて良しとしておきませう。
そうそう、獲物を待つ3時間の間にぽつぽつと同業者さんがあたしを見つけて
やって来たのですけれど、ガードレールに架線柱、そして夏草と、
三重苦を前にしてみなさま退散して行かれましたわ。
ま、この「細萱ストレート」、ぱっと来てぱっと撮れるほどお手軽なポイントではありませんもの。
だって、簡単に撮影してたあたしでさえ、3時間もうろうろして見つけた場所ですから。
お手軽に情報収集出来る時代ですけれど、やっぱり地道に足で稼がないとね、撮影地だって。