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 釈迦如来と多宝如来が舌を出し、それを梵天の世界にまで届かせた神通力というのは、法華経を語ります、法華経に帰依させ、法華経を広めることを誓わせる、ということを意味しています。そうすると、法華経を広めますという意思(菩薩たち)が無限に生まれるのです。無限の菩薩たちが三次元世界に生まれ変わって、そこで広め続けるのです。
 また、「獅子のような大きな咳払いをし、指を弾く音を出した」とありますが、これはすべての如来の教えはひとつであって、それはホンモノである、という意味です。
 また「十方にある幾千万億という仏国土は地震を起こし、激しく振動した」とありますが、これは無限の始まりと無限の完成が同時に起こっているということです。
 そしてここで、「友よ」という声が聞こえてきますが、この言葉を発したのは、別の世界から法華経を通じてこの光景を見ているあなたです。あなたが、この法華経を広めることは素晴らしいことである、と菩薩たちに語っているのです。法華経が理解できるということは、あなたの精神の中に無限に如来がいるということです。すべての仏は、あなたの教えを聞いて仏になったということです。

「完全な悟りに到達した如来たちの威力は、考えられないほどである」とありますが、法華経を説き、そして法華経を広めると誓わせることにより、無限の始まりと維持、完成を無限に繰り返し、無限億土を無限に広げていくほどの力だということです。
 法華経が説かれるところには塔が建てられるべきであり、そこから無限のビッグバンが生まれているのです。そして、どんな場所であれ、教えが説かれる場所には如来がいます。
 法華経は、無限の始まりと維持、そして完成のすべてを要約したものであり、その功徳ははかり知れません。ですので、五種の法師〈ほっし〉(受持法師、読経法師、誦経〈ずきょう〉法師、解脱〈げせつ〉法師、書写法師)となることが、この三次元世界でのあるべき生き方なのです。



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第二十二章 陀羅尼品 につづく