先生は初めての連載が百合でヒットした為そのイメージが強いですが、次に連載したのはバグった日常モノだし、短編集は冒険物も入っていたり偏りがないんだよね。

人との関係性の作品が多い気がします。




新刊の『8☓2』には8ページのものが2つ入っていて(だからこのタイトル?)


一つめは『会員デーの女』

空いている映画館でひと席空けず、毎週隣に座ってくる女性の話。

よく思いつくな、てか先生こういうこと考えてるってことなのかな。

フォロワーさんが「先生っぽい」言ってた。

言われてみればそうね。


二つめは『侵されざるバウムクーヘン』

先生初めてのBL、私もはじめまして。

そんなガッツリではないので誰でも読めます。

大好きだった人が結婚してしまい、いつも正解を選ぶ相手が選んだ引出物のバウムクーヘンもやっぱり美味しくて、どうにか美味しくない食べ方を模索してる話。


特にバウムクーヘンの話は刺さりまくってしまいました。そんな経験ないのに、何故か理解できてしまう。

先生のお話って不思議なんだけど理解できてしまう。その表現の仕方が天才なんだよね。




これを8ページに納めるの凄くないか。

やが君もだけど、あの話を8巻で納めるの凄すぎる。