2024年6月21日(金)5時51分、太陽は蟹座入りし、夏至を迎えます。


夏至は太陽の位置が一番高くなる時(+23.26度)


一年のうちで一番昼の時間が長くなる時であり

陽が最も極まる時。


陽(外)から陰(内)へ

意識の反転が起こるタイミングとなります。


占星術の世界で夏至はとっても大切な日を表しており、夏至のホロスコープを夏至図といいます。ここから3ヶ月間の秋分までの未来を読み解くことができます。


夏至は太陽が蟹座入りする時であり、蟹座は私たちのルーツや基盤など根底を表すICの場所。


アングルはそれぞれ外界と私たちとの繋ぎ目であると言われています。(だからトランジットの天体がかかると私たちは揺さぶられるんですね!)


そして蟹座は活動宮ですから

動かしていかなきゃならない時。


何を動かしていくのかといえば私たちの無意識のところであって


そのトリガーである感情と丁寧に向き合っていくこと。個人では内側の自分と向き合うことが大切な3ヶ月となります。


それぞれが精神的な成長を促していく期間です。


2024年夏至のホロスコープ↓

アセンダントは春分図と同じく蟹座にあります。


右矢印【2024年春分図から一年を読む】


春分図で


非常に勢いのある年であり

秋頃に流れは変わる


そして

この一年私たちは感情を大きく揺さぶられるような出来事を体験したり、極端な生活の変化を受け入れなければならなくなるかもしれませんし、それによって生き方を根こそぎ変えられてしまう方もあるのではないかと思います。


と書きましたが


この3ヶ月間でもそれを実感したり体感されたりしてらっしゃる方多いのではないかと思います。


ちなみに今年は秋分図だけアセンダントのサインが双子座になります。


(春分、秋分、冬至は全て蟹座になります)


これだけ蟹座(月)がフォーカスされているということを考えると、宇宙は私たち一人一人の感じる力を呼び醒まさせているのだと思います。


これからの時代は


みんな違って

みんないいの時代


なのに


感じる力を失った私たちは


素直に自分が「どう感じているのか?」よりも

「どうしたら上手くいくのか?」

「結果を出すには?」など


「やり方」の方ばかりに意識は向いてしまって

いる方がほとんどではないでしょうか。


ホロスコープにおいても

「月」と「太陽」はライツと呼ばれ、私たちの中核となる天体です。


そして私たちを支配する意識は、顕在意識が3%から5パーセント、潜在意識は95%から97%と言われています。


潜在意識は「月」

顕在意識は「太陽」


感じる力(月)を放棄してしまうと、目的意識(太陽)だけで生きることになってしまいますから、自ずと体験する世界は限られてしまうということがわかると思います。


「頭ではわかっている」と思い込んでいることは

いかに「わかっていない」のか


そして私たちは無意識に自分の世界を「ここまで」としてしまっているかがわかると思います。


逆を言えば

感じられてこそ、世界は広げていくことが出来ていきますし


勝手にそれぞれの「個」は際立ってくるのです。



「感情なんて感じたくない」理由は


見たくない自分だったり

本当の方を見ることを恐れていたり


「そんなことして何になる?」的な思考からかもしれませんが


宇宙の視点からすれば、全てが

「そんなことして何になる?」な視点なんです。


いかにそれが大それた功績や人から尊敬されたりすることであってもです。


なのに、私たちは、全てのものに対してちっぽけな頭(3%くらい)であれこれといい悪いで物事判断し、本当に大切な自分の感情は「なかったもの」としながら、生きていますし


他人までにもおせっかいをしようとします。


無意識に意味がないことはしてはならないと教わってきたからです。


月は魂の受け皿と言われていますが、その魂の器をおろそかにしてしまっているのに、どうやって魂で望む自分が生きられましょうか。


私たちは元々ひとつだったところから「個」を感じるために生まれ、進化をしてきました。


感じることから世界は広がっていきます。

〝勝手に。〟そして自分が想像さえしない世界へと‥。


②に続きます。